【中日】首位広島に5カードぶりの勝ち越し 8回カリステが値千金の決勝打 板山が先制打 松葉は6回103球1失点の粘投も4勝目ならず
■プロ野球 中日 2-1 広島 (23日 バンテリンドーム) 中日は首位・広島に勝利し、5カードぶりの勝ち越しで29勝34敗5分の借金5とした。 試合は3回に板山の中前適時打で先制するも、先発の松葉が6回に連打からピンチを招き、石原に中前適時打を許し1-1の同点。その後両チーム無得点で迎えた8回裏に1死二塁からカリステが左前適時打を放ち2-1と勝ち越し。9回は守護神・マルティネスがリードを守り切り逃げ切った。 スタメンは1番センター・カリステ、2番セカンド・板山、3番サード・高橋周、4番ライト・細川、5番レフト・ディカーソン、6番ファースト・福永、7番キャッチャー・宇佐見、8番ショート・村松、9番ピッチャー・松葉のオーダーを組んだ。 松葉貴大(33)今季7度目の登板、ここまで3勝3敗、防御率3.15。前回の6月9日・楽天戦(バンテリンドーム)は5回を3安打1失点(自責1)で勝ち投手。翌10日に登録抹消され、それ以来の登板。 立ち上がりは2死から3番・上本に死球を与えるも、4番・小園を二ゴロに抑える。 打線は広島先発・玉村に対し、1死から板山がショートへの内野安打で出塁するも、高橋周は三飛、板山も盗塁失敗で無得点。 さらに2回には先頭の細川が中前安打、ディカーソンは左飛も、福永がショートへの内野安打で1死一、二塁。しかし宇佐見が遊ゴロ併殺打に倒れる。 3回裏には先頭の村松が左前安打で出塁。松葉はバスターで遊ゴロも走者を進め1死二塁。続くカリステは左飛で2死も、板山が中前適時打を放ち1-0と先制。 松葉は4回に先頭の上本の三遊間への打球を村松が飛び込んで捕球するも、左肩を負傷し送球できず内野安打に。そのまま村松はベンチに下がり、ショートは山本に交代。その後1死一塁で5番・堂林に四球、2死から菊池の三ゴロを高橋周が捕球ミスで2死満塁とピンチ拡大も、矢野を空振り三振に抑え無失点で切り抜ける。 打線は4回に先頭の細川が右前安打を3イニング連続で先頭打者が出塁も、後続が凡退。さらに5回は三者凡退と追加点は奪えず。 松葉は5回を三者凡退に抑えるも、6回に1死から小園、堂林に連打を浴び1死一、三塁。ここで6番・石原にセンターへ犠飛を浴び1-1の同点に。 松葉は6回103球4安打4奪三振2四死球1失点で降板。7回からは2番手・齋藤が登板し先頭打者に四球を与えるなど、2死一、三塁のピンチも上本を空振り三振で無失点。 一方打線は6回は2番からも三者凡退。7回は2番手・塹江に対し、ディカーソン、福永が連続空振り三振で三者凡退。 8回は3番手・松山が登板し、1死から堂林にセカンドへの内野安打を許し、石原を右飛も、菊池に死球を与え一、二塁のピンチも無失点。 すると8回裏に3番手・島内に対し、先頭の山本が四球で出塁、岡林が送りバントを決め1死二塁からカリステが左前適時打を放ち2-1と勝ち越し。 9回は守護神・マルティネスがリードを守り切り今季22セーブを挙げゲームセット。