名古屋証券取引所は９月６、７の両日、名古屋市千種区の名古屋市中小企業振興会館（吹上ホール）でＩＲ（投資家向け広報活動）イベント「名証ＩＲエキスポ２０２４」を開催する。上場企業を中心に１１６社が出展する。資産運用などに関連したセミナーも行う。名証上場企業を広く紹介し、投資を通じて上場企業を応援してもらう狙い。 　出展者の内訳は上場企業が95社、証券会社などが21社。２月にネクスト市場に上場した光フードサービス（本社名古屋市中村区）など８社が初出展する。 　上場企業ブースでは個別に投資家と面談を実施する。ツアー形式で３社の企業ブースを巡る「ブースツアー」や、ブース内で企業説明を行う「ミニ説明会」も行う。特設会場での「上場企業プレミアム説明会」も開催する。 　セミナーでは「大切な資産をリスクから守る」をテーマに、新ＮＩＳＡ（少額投資非課税制度）の活用法や、投資詐欺の対処法を伝えるセミナーなどを用意する。経済アナリストの森永康平氏や信州大学特任教授の山口真由氏らが登壇する講演会も実施する。投資や相続対策などについて、専門家が相談に応じるコーナーも設ける。

　入場は無料（事前登録制）。開催時間は午前10時から午後５時まで（７日は午後４時半まで）。 　ＩＲエキスポは１９９４年から「上場会社と投資家を結ぶ架け橋」を基本コンセプトに、企業と投資家の相互コミュニケーションの機会を提供してきた。コロナ禍で２０２０年から２年間は中止となったが、22年に再開。昨年の来場者数は約８５００人と、コロナ禍前と同水準に戻っている。 　問い合わせは、同取引所（電話０５２・２６２・３２０７）まで。