“イッペイ騒動”に苦しむ心に響いた!「自分らしくいればいい」大谷翔平ドジャース移籍1号の裏にあったロバーツ監督の“金言”とチームメイトの祝福…「これで彼はリラックスできる」
ドジャースの大谷翔平(29)が3日(日本時間4日)、本拠地で行われたジャイアンツ戦に「2番・DH」で先発出場し、7回二死で迎えた第4打席でライトスタンドに飛距離131メートルの移籍第1号を放った。9試合、41打席目での本塁打はメジャー移籍後最も遅い本塁打となった。試合も5-4で勝ちジャイアンツをスイープ。大谷自身は「安心した」と素直な気持ちを吐露。試合前に大谷のメンタルを解放する重要なアドバイスを送っていたデイブ・ロバーツ監督(51)やチームメイトも、まるで自分のことのように二刀流スターの“お目覚め”を祝福した。 【全文掲載】大谷翔平が水原一平氏の解雇と野球賭博の借金肩代わり疑惑に答える
その瞬間、5万3000人で埋まったドジャースタジアムが総立ちになった。 4-3で迎えた7回二死走者無し。大谷がジャイアンツの左腕テイラー・ロジャースが外角高めへ投じた93.2マイル(約150キロ)のシンカーをフルスイングすると、打球は右中間スタンドの中段まで飛んでいった。ボール速度は105.6マイル(約170キロ)で飛距離は430フィート(約131メートル)。ちなみにロジャースは2021年5月以来、左打者に本塁打を許していなかった。全米屈指の“左打者キラー”を粉砕したのである。 ドジャースの青い帽子をかぶった女性ファンに拾われた移籍1号の記念球は、すべてに直筆サインの入った帽子2個と、ボール、バットとの交換で大谷の手元に帰ってきた。 「僕にとって特別なボール」 開幕から9試合、41試合目にしての待望の一発。 「長い間打っていない感覚だった。バッティングがよくなかった。1本出て安心している」 正直な気持ちを吐露した。 8回に1点を失い、結果的に大谷の本塁打が勝敗を分ける価値ある1号となり「5―4で勝った。後半のいいところで出たのが良かった」と大谷もチームの3連勝に貢献できたことを喜んだ。 オフに10年7億ドル(約1040億円)の歴史的な契約でドジャースに移籍。その後、田中真美子さんとの結婚、そして専属通訳だった水原一平氏の解雇と、激動の日々が続いた。 水原氏が違法賭博で作った約450万ドル(約6億8000万円)もの借金が大谷の口座から違法ブックメーカーに送金されていた問題は、賭博スキャンダルとして全米を揺るがし、大谷が3月25日(日本時間26日)に会見を開き、賭博への関与を全面否定、「嘘をつかれていた」「勝手に口座からお金を盗まれた」との声明を発表したが、疑念は残り、今なお問題は尾を引いている。 その中で、ムーキー・ベッツが5本塁打、フレディ・フリーマンにも一発が出ていて、MVPトリオの中で一人取り残されていた。 「焦りや早く打ちたいという気持ちを我慢しながら自分のスイングをしようと努めていた」という。 待望の大谷の移籍1号をロバーツ監督やチームメイトはどう受け止めたのか。
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