「何をしたいかが重要」進路に注目の悠仁さま、受験失敗を乗り越えた姉・佳子さまから学ぶこと
《幼稚園や小学校、中学校に通っていた日々がついこの間のことのように感じていますが、もう成年なのかと思うと、時が経つのは早いと実感しています。この18年の間、多くの方々が、その時々にさまざまな形で心を寄せてくださいました。深く感謝申し上げます。そして、今まで育ててくれた両親と姉たちにも感謝しています》 【写真】学生時代の佳子さま、割れた腹筋が見える衣装でダンスを踊ることも
18歳成年の誕生日を迎えた悠仁さま
9月6日、秋篠宮ご夫妻の長男で筑波大学附属高校3年生の悠仁さまは、18歳の成年の誕生日を迎えた。民法の改正で成年が18歳に引き下げられ、成年皇族となった悠仁さまは、誕生日前に冒頭のような感想を発表し、姉の佳子さまや両親たちに感謝の気持ちを伝えた。 2014年12月、20歳の成年の誕生日を迎えた際の記者会見で佳子さまは、悠仁さまが生まれて非常にうれしかったと、次のように素直に述べている。 「弟につきましては、私は幼いころから弟か妹が欲しいと思っておりましたので、弟が生まれたときは非常にうれしかったことをよく覚えております。年は離れておりますが、ケンカをしたり一緒に遊んだりしております。最近は姉が海外にいて、また、両親も仕事で家にいないことが多かったため、2人で折り紙をしたり本を読んだりして過ごす時間もございました」 悠仁さまが生まれたとき、佳子さまは11歳で、学習院初等科6年生だった。以前、この連載で紹介したが、紀子さまは、胎盤の一部が子宮口をふさぐ「部分前置胎盤」と診断され、予定日より約20日早い帝王切開での出産となった。 佳子さまは、入院している母親をほぼ毎日のように見舞い、紀子さまのそばで学校の夏休みの宿題をしたり、留守中の家の様子やフィギュアスケートの練習について楽しそうに話してくれたと、紀子さまは記者会見で紹介していた。 母親思いの優しい佳子さまだが、もしかしたら悠仁さまの誕生を、母のそばで、今か、今かと心待ちにしていたのかもしれない。悠仁さまが幼少のころ、室内でおもちゃを使って遊んだり、庭の滑り台で弟の面倒を見たり、あるいは木々が生い茂る赤坂御用地を悠仁さまが乗ったベビーカーを押して歩く佳子さまの写真や映像を、私は見たことがある。佳子さまは生まれたときから、可愛い弟のことが大好きだったようだ。