続々台風発生か 日本の南には台風11号に続き“台風の卵”が
各地で記録的な大雨を降らせた台風10号は、1日(日)に熱帯低気圧に変わりました。しかし南の海上では、新たに台風11号が発生しているほか、これとは別に“台風の卵”ともいえる雲があり、今後の情報に注意が必要です。
■すでに台風11号が発生
台風10号は、8月29日(木)に鹿児島・薩摩川内市付近に上陸後、実に4日をかけて九州から東海まで移動。各地で長時間にわたって雨が強まり、記録的な大雨となった所がありました。台風10号は、1日(日)正午には熱帯低気圧に変わりましたが、南の海上ではすでに新たな台風が発生しています。
1日(日)午後9時に新たに発生した台風11号。2日(月)正午現在は、フィリピンの東の海上にあって、時速20キロで北寄りに進んでいます。台風はこの後も北寄りに進んだ後、3日(火)には西寄りに進路を変え、バシー海峡に進む見通しで、列島に大きな影響はないものとみられます。ただ日本の南では、このほかにも新たに台風が発生する可能性が出ています。
■日本の南では対流活動が活発に 続々台風発生か
日本の南の海上では対流活動が活発になっていて、台風11号だけでなく“台風の卵”ともいえる熱帯低気圧や、まとまりつつある雲がみられます。小笠原の南にある熱帯低気圧は、今後もあまり発達しない予想です。
一方で、フィリピンの東にある雲は今後発達し、週後半には沖縄付近に進む可能性があります。週後半以降の天気に影響してくる可能性があります。9月は台風の発生数や日本への接近数が多い、まさに「台風シーズン」本番といえます。今後も最新の情報をこまめに確認するようにしてください。