上野動物園のパンダ繁殖に向けた準備を開始 /東京
東京動物園協会は、恩賜上野動物園で2月9日から、ジャイアントパンダ2頭について、繁殖に向けた準備を開始すると発表した。このため、5月頃までの繁殖期の期間中、開園中であっても、どちらか1頭か、または2頭とも見られない場合がある。 同園のパンダは、リーリー(オス、2005年8月16日生まれ)と、シンシン(メス、2005年7月3日生まれ)。ジャイアントパンダの繁殖期は一般的には年1回、2月~5月の期間。この期間中にメスの妊娠の可能性が高まるのは、わずか数日間だけだという。この期間中の交配に適したタイミングで、2頭の「同居」を数日行う。 現在、展示している屋外放飼場には2頭が柵越しにお互いを確認できる場所がある。1月上旬ごろから頻繁に、オスはメスのにおいに興味を示している様子が見られているという。メスには顕著な行動の変化は見られていない。