「引っ越しの時に困らないコツ」開けてない段ボールを残さないための片づけスケジュール
引っ越し1週間前~当日:「新居で引っ越し当日の夕飯を作る」をゴールにする
引っ越しの目的は「新居にモノを移動させること」ではありません。「新居で新しい生活を始めること」です。今の生活で頻繁に使っているモノは、引っ越してもすぐに使えるようにまとめて段ボール箱に詰めておきます。掃除用品やキッチン用品、数日分の衣類やタオルなどは、箱の外側に「すぐ開ける」ことがわかるように書いておきましょう。 当日はやはり疲れてしまうかもしれませんが、すぐに生活をできるように整えておくと、翌日からの「あれどこ?」「すぐ使いたいのに見つからない!」という事態を防げます。荷物が着いたらすぐ、使用頻度が高い段ボール箱から荷ほどきを始めましょう。いつまでも「引っ越し」という大きなイベントの余韻に浸ってしまうと、新しい生活になじむのも遅くなってしまいます。「引っ越し当日の夕ごはんは新居で食べる」くらい気持ちで、キッチンやダイニングなど生活を支える場所を早めに整えられるようにがんばってみてください。
【PROFILE】西崎彩智
西崎彩智(にしざき・さち)/1967年生まれ。お片づけ習慣化コンサルタント、Homeport 代表取締役。片づけ・自分の人生・家族間コミュニケーションを軸に、ママたちが自分らしくご機嫌な毎日を送るための「家庭力アッププロジェクトⓇ」や、子どもたちが片づけを通して”生きる力”を養える「親子deお片づけ」を主宰。NHKカルチャー講師。「片づけを教育に」と学校、塾等の全国の教育施設にて講演・授業を展開中。テレビ、ラジオ出演ほか、メディア掲載多数。