つるの剛士に育児相談!「子どもが”バカ””死ね”と汚い言葉を使ったら親はどうする?」
タレントとしてマルチに活躍する一方、保育士資格を持つ5児の父親で“現役大学生”という、つるの剛士さん。多忙な中、2度の育児休暇をとり、積極的に「イクメン」経験を積むと、次は幼児教育の世界に飛び込み、非常勤幼稚園教諭としても勤務。また大学では、こども心理学部で“学び”を継続中といいます。そんな、保育現場も体験されている「先輩パパ」つるのさんに、ご自身の経験や気づきについて語ってもらったり、日々子育てに奮闘しているパパ&ママたちの悩みに「元気が出るアドバイス」をしていただいたりする連載です。 【写真を見る】"つるの剛士"「クイズヘキサゴン」で大ブレーク後、5人のパパ&幼稚園の先生になった現在の姿
Q. 子どもがお友だちとの会話で「バカ」「死ね」といった乱暴な言葉を発していました。どのように注意するべき?
ダメなものはダメ! しっかり叱ります! 僕はこの問題でゲーム機を投げてぶち壊しました(笑)。長男が小学校6年生の時でした。友だち同士でオンラインゲームをしているときに、汚い言葉がいきかっているのが聞こえてきたんです。それまでにも、ママに何度注意されてもゲームに夢中になって宿題をやらなかったり、決められたゲームの時間を守らなかったりと、ゲーム絡みの問題が積み重なっていたこともあったので、パパというファイナルウェポンの登場となったわけです。 約束が守れない、何度注意されても改めない、汚い言葉を平気で使うようになったのは、すべてゲームが原因なのかと叱り、そんなゲーム機はいらないな! と、ゲーム機を破壊したのです。息子は泣きながらあやまり、反省しました。もちろんその後、僕も物を壊したことと、きつく叱ったことを「パパも悪かった」と息子にあやまりました。僕も、カッとして感情的になったところは反省すべきだなと思ったからです。
汚い言葉を使っていると発覚したら、親子で話し合うチャンス
同じようなことが次男にも起きました。やはりオンラインゲームをしていたときのことです。いっしょにゲームをしていた次男の友だちのママから「ゲームをしながら、とても汚い言葉を使っているので心配」という、連絡が妻に入ったんです。それを聞いた僕が「わかった。パパが話すよ」と、息子と対峙したのです。 「〇〇くんのママから聞いたよ。汚い言葉を使ってゲームをしているんだって? そんなことがあるんじゃ、ゲームはさせられない」と、タブレットを取り上げました。ゲームって、熱くなっていくうちについ、汚い言葉や攻撃的で乱暴な言葉が出てしまうことがあるんですよね。でも、その語彙って日頃使っているから出てくるわけでしょう? 使っちゃいけない言葉というのはわかっているから、親との会話などには決して出てこないんだけれど、友だち同士では使ってしまうんですよね。だから、こうして発覚した時は、親子で話し合うチャンスでもあると思うので、しっかり向き合うことにしています。 「死ね! は絶対ダメ。言われたらどう思う? パパはものすごく悲しい気持ちになるよ」と、懇々と言い聞かせました。息子も「ごめんなさい」と、泣きながら反省をしてくれたので、その後ふたりで銭湯に行き、「パパがあんなにきつく叱ったのは、キミのことをとても大切に思っているからなんだよ。でも、ちょっと怖かったよね。ごめん」と謝ると、息子も「僕が悪かったから」とわかってくれました。