【バレー】金蘭会高 大森咲愛&西村美波対談(後編) 日の丸経験者が7人 プラスに変えた「勝って当たり前」の重圧
――10月6日(日)から行われる国スポに向けてどこを伸ばしたいですか? 西村 ハイセットの打ちきりをもっと伸ばしたいです。インターハイでは大事な場面でトスを上げてもらっても打ちきれていなかったから。これからもっと相手も練習して強くなってくると思うし、そこをもっと強化したいです。 大森 自分はレシーブとブロックです。インターハイでもそうでしたが、ブロックを見てのレシーブの位置取りがあまりできていなかったので、練習からもっと連係を意識してレシーブの質を高めたいです。あとはブロックがめっちゃ苦手なので。シャットではなくてもタッチをしっかり取って、切り返しにつなげられるようにしたいです。いつもブロックの後ろに美波がいるとき、走って捕ってくれます。美波じゃないと捕れないです(笑) 西村 でも(U20日本代表で)中国から帰ってきてからはマシやったで。みんな言ってた。「咲愛さん、ブロックいいやん!」って。 大森 「咲愛さん」って、言ってるの後輩やん(笑) 美波がうまいので教えてもらいます! ――国スポの目標はいかがですか? 西村 インターハイではいろんな人に応援してもらって優勝することができました。その人たちにもう一回恩返しというか、結果で感謝を伝えるためにもしっかりプレーで見せていきたいです。 大森 美波が言ったように感謝しながらプレーすること。みんなで言っているけど、インターハイの優勝を一回忘れて、チャレンジャーの意識で優勝を目指していきたいです。 ――お互いにどんなプレーを期待しますか? 大森 2人とも調子がいいときがなくて。足りないとこをカバーして、2人で協力しながらやっていきたいです。お互いしっかりエースとして頑張ろう。 西村 自分はブロックを頑張るから、咲愛はレシーブを頑張って。カバーし合って、支え合っていきたいです! 大森 せやな! 西村美波 にしむら・みなみ/身長178㎝/最高到達点296㎝/金蘭会中(大阪)/アウトサイドヒッター 小中高すべてのカテゴリーで日本一を経験。金蘭会中では3年生時のJOC杯でも優勝に導き、最優秀選手賞に当たるJOC・JVAカップを受賞した。金蘭会高では1年生時からレギュラー。3年生時に自身初のアンダーエイジカテゴリー日本代表に選ばれた 大森咲愛 おおもり・さえ/身長173㎝/最高到達点298㎝/小野中(愛媛)/アウトサイドヒッター 小野中3年生時のJOC杯では準優勝し、優秀選手に選出。金蘭会高1年生時に出場した第14回アジアU18女子選手権大会でMVPとベストアウトサイドヒッターに輝いた。その後も毎年アンダーエイジカテゴリー日本代表として活躍 取材/田中風太(月刊バレーボール編集部) 写真/山岡邦彦(NBP)、月刊バレーボール編集部、AVC
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