初出場Da-iCE「ふざけ続けて10年間」念願の紅白出場に工藤大輝「膝スライディングやりたい」
大みそかに行われる「第75回NHK紅白歌合戦」の出場歌手41組が19日に発表され、男性5人組ダンス&ボーカルグループ「Da―iCE」がデビュー10年の節目の年に念願の紅白初出場を果たした。リーダーの工藤大輝(37)は東京都内で行われた初出場の会見の場に立ち「本日はすごく緊張していますし、当日も緊張すると思う。Da―iCEはDa―iCEらしく楽しく皆さんの前でパフォーマンスして、大好きな音楽をお届けしたいと思っています」と意気込みを語った。 ◆「Number_i」ら初出場、紅白出場歌手一覧【写真】 節目の出場に、10年前の自分に何と声をかけるかと聞かれたボーカルの花村想太(34)は「音が止まるよ、と言いたいですね」と万感の思いでほほ笑んだ。2021年に日本レコード大賞で「CITRUS」が大賞に輝き、今年はメンバーがバラエティー番組にも率先して出演し、知名度を上げてきた。 グループの方向性も10年迷走した。工藤は「ダンス&ボーカルグループをやっているとクールな印象を持たれがち。僕らは普段から仲良く、楽しくとやっている部分をきちんと見せたい」と力を込めた。花村は「10年ぐらい前はカッコいいを究めたいと思っていたんですけど、色が変わりました」。 全体あいさつのときには同じく初出場の新浜レオンの言葉にもテンション高く呼応した。コラボしたい相手を聞かれた工藤は「今回で言いますと、(新浜の)膝スライディングをやりたいというので一貫している」と胸を張ると花村から「一番やったらあかん」とツッコまれた。 またボーカルの大野雄大(35)はステージでやりたいことを聞かれ「飛びたいです。やれたらいいですね」。工藤は「ワイヤで(つられながら)MCできたらいいですね」とボケに乗っかった。花村も「やっぱり、10年かかった。ドラマみたい。再現VTRで出させていただけたらうれしい」とパフォーマンス担当の岩岡徹(37)、和田颯(30)もツッコミつつボケを重ねる様子に工藤は「10年間。ふざけ続けてこんな形になってしまって…すみません。真面目な感じにやりたいです」と苦笑い。 最後に5人で仲良く写真撮影に応じたが、その際も「ビジネス仲良しなんで」や「もう30代なんですけど!」と言いながら、報道陣からの要望を快諾した爆笑会見となった。去り際に工藤は「ビジネスじゃなくて、本当に仲良しです」と退場したが、退場のあと次の登壇者が壇上に現れてからも仲の良い笑い声が袖から響いていた。
中日スポーツ