雪ではなく雨が…季節外れの暖かさにスキー場困惑 今後の冷え込みに期待 事故防ぐ安全対策も注意喚起【長野・阿智村】
この季節外れの暖かさに、阿智村のスキー場は頭を悩ませています。 支配人は連日の春のような気温に、「今年は異常」だと話しました。 阿智村の治部坂(じぶざか)高原スキー場は雪質に変化が… ■治部坂高原スキー場 谷川和久支配人 「例年ですともう少し粉雪に近い雪質だがちょっともう水分が多く含まれているような雪質になっちゃっている」 「ちょっと今年は異常なほど気温が高い」 標高およそ1200mにあり、例年であれば日中でも0度に届かない日が多い時期ですが… ■治部坂高原スキー場 谷川和久支配人 「ここ5日間くらいは夜になってもマイナスにならない状況なのでかなり気温が高くなってきている」 「ここ1週間以上は(雪を))作れていない状況」 19日も気温が高く、雪ではなく雨が降り、営業ができませんでした。ゲレンデの整備のため、22日まで営業を中止する予定です。 ■治部坂高原スキー場 谷川和久支配人 「きょうも雨なんですが、もう4,5℃下がってくれるとこれが雪に変わっていると思うので、雪もできるがやはり雨だと雪質も悪くなるし、どんどん雪が溶けていく」 来月25日まで営業する予定ですが、天候次第では早く閉めなければならず、今後の冷え込みに期待しています。 一方、おととい山ノ内町志賀高原のスキー場では、スキーをしていた6歳の女の子が建物の壁に衝突し、意識不明の重体となっています。 治部坂高原スキー場の支配人は、事故を防ぐ対策をするよう訴えました。 ■治部坂高原スキー場 谷川和久支配人 「レンタル含めてヘルメットの推奨をしている」「子どもに限らず大人にも被ってもらえたらと思いますし」「ここ10年くらいヘルメット着用ということで私達スキー場の方も注意喚起をしているが、まだまだ着用している人が少ないので、自分の安全を考えて着装してもらえれば」 スキー場側も、ネットの設置やパトロールなど、基本的な安全対策を徹底しているということです。