永遠のファッションアイコン、キャロリン・ベセット=ケネディの比類なき美とスタイル
悲劇的な死から25年となる今年、多くの人が伝説のカップル、ジョン・F・ケネディ・ジュニアとキャロリン・ベセット=ケネディにノスタルジーを感じている。現在、彼らを題材にした新たなTVシリーズ「American Love Story(原題)」が制作中だ。 【写真】ダイアナ元妃からオルセン姉妹まで! 歴史に残る、’90年代のアイコニックなファッション・モーメント38選
キャロリン・ベセット=ケネディはファッション界に身を置く多くの人にとって常に頭の片隅にある存在だ。筆者自身、このアメリカのソーシャライトの写真がずっと自分のムードボードにある。控えめでありながら完璧、シックでありながら自然体、気取らない雰囲気でありながらすきなくまとまっていて、初々しく、痛々しくなるほど美しい。ベセット=ケネディは、数十年前にニューヨークの舞台に登場した瞬間から、知らず知らずのうちにItガール兼ファッションアイコンとなっていった。はじめは「カルバン・クライン」の広報担当者として。次にジョン・F・ケネディ・Jrのパートナーとして。そして、今でも語り継がれる2人の結婚式でナルシソ・ロドリゲスのウエディ
結婚からわずか3年後の1999年、プライベートジェットの墜落事故で早すぎる死を迎えたベセット=ケネディだが、彼女のファッションのレガシーは単に存続するだけでなく、ますます強くなる一方だ。それは、一つには彼女が時代を超越したエレガンスを持っているからであり、もう一つは今よりもシンプルだった時代への私たちの憧れが大きくなっているからだろう。インフルエンサー主導、大きなブランドロゴ、全てがスポンサー付きの今とは異なる時代に多くの人が魅力を感じているのだ。
ここでは、キャロリン・ベセット=ケネディの最も象徴的な3つのスタイルをピックアップ。
デニムと白のTシャツ
ブルーデニムと白いTシャツというアメリカの定番スタイルをカジュアルシックの極みにまで高めたベセット=ケネディのデニムルック。ジャケットコートにファーのストール、レザーブーツ、さらに彼女の定番であるオーバル形のサングラスとプレッピーなべっ甲柄のカチューシャを合わせている。