【台風10号】急激に勢力を増し29日にかけ中心気圧が最大級になる見込み「すぐ避難ができるよう準備を」
高知さんさんテレビ
台風10号は中心の気圧が935ヘクトパスカルと非常に強い勢力で北へ進んでいます。直近で高知県に最接近した台風の中で一番大きかったのはおととし9月の台風14号です。この時は高知市で壁がはがれるなど住宅の一部損壊が5件、住宅以外の建物被害が15件発生しましたが中心気圧は987.8ヘクトパスカルでした。今回の台風10号はこれよりさらに勢力が強いのです。 高知地方気象台は28日に説明会を開き、台風10号が29日にかけてさらに勢力を拡大し925ヘクトパスカルになる見込みだと発表。最大級の勢力となる可能性があります。 高知地方気象台・大野 剛 統括予報官: 「(台風10号は)九州に近づくぐらいまでかなり動き遅くなっていますので、台風本体の雨、台風から離れたところで雨が長く続く可能性がある。今後の雨の降り方には十分注意、警戒をしていただきたい」 高知県では29日午前中から夜にかけて線状降水帯が発生し、災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。 今夜遅くから雨が強まり29日明け方には中部と西部で警報級の大雨となる恐れがあります。 高知地方気象台・大野 剛 統括予報官: 「台風の接近に伴って急激に雨風が強まってくるということが考えられるので、台風を待つことなく早めに避難の準備をしていただき、すぐ避難ができるよう整えておいていただければ」
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