J1札幌 MFスパチョークが今季初の連勝に導く…19日・アウェー柏戦
J1北海道コンサドーレ札幌MFスパチョーク(25)が、2戦連続で輝きを放ちにいく。札幌は17日、アウェー・柏戦(19日)に向けて、札幌ドームサブグラウンドで調整した。7試合ぶりに勝利した前節15日のホーム・磐田戦(1〇0)で浅野の決勝点をアシストしたスパチョークは「2連勝できれば大きい。今回も自分が得点に絡みたい」と今季初連勝に狙いを定めた。 浅野へ出したスルーパスが勝ち点3に直結したが、そこまでの歩みは順調ではなかった。11日のアウェー・川崎戦(0●3)から帰札後、今季からチームが導入する血液検査で、疲労の数値が高く出た。磐田戦前日14日の全体練習にも不参加と、ぎりぎりまで回復に努めて結果を出した。今回の検査でも数値は高く出ているが「練習もコントロールしているし大丈夫」と不安を一掃。「勝ち点3を取れたことでチームの雰囲気も良くなっている。ここから継続していければ」と上昇への手応えは感じている。 勝ち点は2ケタの11に伸ばしたが、17日時点で19位と降格圏から抜け出せてはいない。ただ残留圏の16位磐田、17位鳥栖との勝ち点差は3という混戦模様にはある。スパチョークは「順位的には勝ち点3を取っていかないといけない状態。柏にはどんな形であっても勝ちたい」と声を大にした。磐田戦終盤に左太もも裏を痛めた浅野の出場は微妙な戦いになるが、チームトップの3アシストと攻撃をけん引するスパチョークが、穴は埋める。(砂田 秀人)
報知新聞社