「約束の日」5年ぶり復活 熊本・南阿蘇で音楽イベント「カントリーゴールド」 全国からファン集結
2019年に31回目で幕を閉じたカントリー音楽のイベント「カントリーゴールド」が20日、〝DOUSOUKAI(同窓会)〟と銘打ち、熊本県南阿蘇村の熊本県野外劇場アスペクタで開かれ、5年ぶりの「約束の日」復活に大勢のファンが詰めかけた。 熊本の文化・芸能
カントリーゴールドは1989年、音楽を通じた日米交流を掲げ、熊本市在住の歌手、チャーリー永谷さん(88)らの呼びかけでスタート。10月の第3日曜日の「約束の日」に、本場米国からトップミュージシャンを招くなど国内最大のカントリー音楽の祭典として親しまれていたが、ファンの高齢化などに伴って終了。復活を望む声が交流サイト(SNS)などを通して高まり、復活した。 この日は、好天に恵まれるとの〝伝説〟通り、前日の大雨がうそのように晴れ渡った。正午の開演を前に、カウボーイハットやブーツ姿のファンが続々と集結。ハグやハイタッチを交わし、久しぶりの再会を喜ぶ姿が至る所で見られた。 鹿児島市のレコード店の経営者(74)は30回目の参加。「毎年仲間とバスツアーを企画して参加していた。久しぶりに多くの人と再会できてうれしい。天気もロケーションも最高」と笑顔で語った。 米空軍太平洋音楽隊など6組の熱演の後、トリを務めたのはチャーリー永谷&キャノンボール。チャーリーさんが「マイ・ネーム・イズ・グッドタイム・チャーリー」を歌い上げると、会場は歓声に包まれた。チャーリーさんは「全国からたくさんの人が来てくれて本当にうれしかった」と目を細めた。(東有咲)