「松本人志アテンド報道」の『パンクブーブー』 今度は学園祭“手抜き”騒動に巻き込まれる“不運”
久しぶりにその名を聞いた人も多かったのではないか……。 もっかお笑い界で話題となっているのが、学園祭に出演した一部芸人の“手抜き説”だ。 【画像】やばい…松本人志「ミニスカ美女との乱痴気不倫飲み会写真」を独占入手! とあるポストから一気に広まり、ネット上では《ゴミ対応》《神対応》に分類したリストが拡散。“ゴミ対応組”にノミネートされたお笑いコンビ『オズワルド』の伊藤俊介はXで 《しっかりネタやって鼻血出るくらい滑ったんだよ。芸風的に勘違いされやすいけども》 と弁明。 《それはそれでごめんな》 と謝罪の言葉も添えた。 ◆《絶対に許さない》 相方・畠中悠も 《学祭でネタは絶対にやってます! 手も抜きませんが手を抜いてるくらいつまんなかったならすみません!》 と返信した。 そんななか、ヤリ玉にあげられているのが、’09年のM-1王者『パンクブーブー』(黒瀬純、佐藤哲夫)だ。 SNSでは過去にパンクブーブーが学園祭で“手抜き漫才”したことを 《絶対に許さない》 とする投稿もあった。 パンクブーブーの黒瀬といえば、『ダウンタウン』松本人志の一連の文春報道で、“アテンド芸人”として名指しされたことでも知られる。 地元福岡で行われた松本参加の飲み会で、女性陣をセッティングしたという。松本が文春を訴えた東京の飲み会とは別で、訴訟対象ではない。黒瀬も当時、文春の取材に“性上納”といったウワサを否定している。 それでも黒瀬はしばらく“活動休止”を余儀なくされた。 今年1月18日、FBS福岡放送(九州ローカル、日本テレビ系列)は黒瀬が出演していた2月4日放送の『今田耕司のすっぴんツアー』の放送見合わせを発表。理由は「編成上の都合」だった(9月14日に復活)。 「その後、黒瀬さんは6月にインスタグラムでRKB毎日放送の出演番組を明かした上で《さらりと復活》と投稿しています。以降は“通常運転”しているようですが、今回の“手抜き騒動”で再び黒瀬さんと松本さんの報道が蒸し返されることにもなっています」(テレビ局関係者) もっとも“手抜き騒動”については、後輩のお笑いコンビ『ニューヨーク』屋敷裕政がユーチューブで 「あんなんでトレンド入るなんて、パンクブーブーさんもかわいそう」 と同情。 「誰よりも漫才やってる人。めちゃくちゃ漫才師やし、手なんか抜いてないしな。俺らが言うのもおこがましいぐらいに」 と証言している。 とあるお笑い関係者も 「普通に学祭で笑わせていましたよ。今が旬とばかりに元ジャングルポケットの斉藤慎二をネタにしていました」 と同調する。 ◆営業ギャラは3ケタ万円いくことも 一連の手抜き騒動の“燃え方”を見ていると、どうも一般の人は拡散力のあるテレビや配信番組よりも、学園祭はローカルで、芸人たちが“手抜き”してもおかしくないと思い込みがあるように映る。 しかし決してそうではない。吉本興業をはじめ、お笑い事務所の根幹は“営業”によって支えられている。 「なかでも吉本興業は学祭や全国ショッピングモール、イベント会場にとんでもない数の芸人を送り込んでいる。1月1日の元旦から芸人は一斉稼働し、営業先でお笑いライブを行い集客にひと役買っている。ギャラもよく、出演回数にもよるが、3ケタ万円になることも。芸人にとって学祭や地方営業は手を抜く場所ではなく、(芸の)土台となるところ。万が一、手を抜いていたとしたら、ネットよりも先に吉本がクビにしている」(お笑い関係者) 吉本の営業番長といえば、『サバンナ』の八木真澄や、『ジョイマン』、ピン芸人のくまだまさしらの名前が挙げられる。彼らの年収はゆうに数千万円。他事務所だが、キッズ関連のイベントに引っ張りダコの小島よしおに至っては 「億いってます」(同・お笑い関係者) と明かす。 芸人にとって“学祭シーズン”は稼ぎ時。期せずして注目が集まったことで、芸人界隈では 「滑ったら晒される」 と、いつにも増してピリピリムードが漂っている――。
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