【アメフト】日本代表は準優勝、3連覇のカナダに届かず U20世界選手権
日本アメリカンフットボール協会(JAFA)によると、カナダで開催されているアメリカンフットボールのU20世界選手権(国際アメリカンフットボール連盟=IFAF主催)の決勝(現地6月30日)で、日本代表がカナダ代表1に9-20で敗れ、準優勝(2位)となった。この大会の前身(世界ジュニア選手権、U19世界選手権)から通算して6度目の出場で初めての決勝に進んだ日本だが、U19時代からの3連覇を目指した開催国カナダ1には届かなかった。 日本は、26日の準決勝では、IFAFの公式大会で初めて米国代表を破って決勝に進出していた。決勝の前に行われた、3位決定戦ではオーストリアが32-25で米国を破った。日本の2位は、過去最高の成績。カナダは3大会連続4度目の優勝で、3位はオーストリア、4位は米国となった。
後半にランで主導権握られる
日本は第1クオーターにK中勇大(関西学院高等部卒)がフィールドゴールを決めて3点を先制。しかし、第2クオーター序盤にカナダにTDパスを決められて逆転を許すと、後半はカナダに力強いランプレーで主導権を握られ、失点を重ねた。その後は後半から出場したQB小林伸光(日本大学)のパスを中心に反撃しましたが、試合終了間際に小林からWR高橋耀生(サンディエゴ大学)へのTDパスで6点を返すにとどまった。 この試合の日本側の最優秀選手(MVP)にはDB東田隆太郎(関西学院大学)が選ばれた。
大橋誠監督「選手たちの渡航後の成長が素晴らしかった」
選手もコーチも本当によく頑張ってくれたが、詰め切れないところをきっちり詰めていかないと、こういう大会では勝ち切れないということがよく分かった。(QB菊地を先発させたのは)大きいプレーを狙うより、小さいプレーをしっかりつないでいくということでいうと、菊地の方が向いているのではということだった。久しぶりの国際大会で、選手たちは初めてという中でよくアジャストしてくれ、特に渡航後の成長度合いが素晴らしかったので、今後に向けて有意義な大会になったと思う。