エル・ファニング オーロラ姫役に「プレッシャー感じた」
『眠れる森の美女』で呪いをかける邪悪な妖精を主人公に描いたディズニー映画『マレフィセント』。呪いをかけられるオーロラ姫を演じたエル・ファニングは、さまざまなプレッシャーの中、アニメーションさながらのオーロラ姫を演じている。『眠れるー』は、世界中の人々から愛される作品であり、また多くの女性の憧れであるディズニー・プリンセス。この大役に、エル・ファニングに、どのような思いを込めていたのか。 今回の作品で、オーロラ姫を演じたことについて、エルは「プレッシャーは感じました」と振り返る。『眠れる森の美女』は1959年にディズニーによって映像化されて以来、半世紀以上に渡って世界中の人々から愛され続けている。「私自身、一人のオーロラ姫あのファンでした。そういう意味でも、この役にはプレッシャーを感じましたが、現場では、そういうことを忘れて出演者、スタッフ、『みんなでやるしかない』、という感じでした」と、大役への覚悟をもって撮影に挑んだという。 また、今回の作品はオーロラ姫ではなく、邪悪な妖精『マレフィセント』と悪役を描いた作品。「アニメーションとはアングルも違うし、“悪役”を描いた作品なので、観客の方に果たしてうけいれられるか?というリスクがあったと思う」と、これまでのディズニー作品の常識を覆すコンセプトに驚いたという。一方で、オーロラ姫役については「オリジナルを観た印象は、かわいくて、甘やかで優雅。そのアニメのオーロラ姫のクセ、立ち振る舞いなどを参考にして、みんなが愛しているものに息吹をいれようとやってみた」とオーロラ姫を忠実に、かつ世界で愛されているプリンセスを尊重しつつ、深みを持たせている。 普通の女の子と同じように、エルにもディズニー・プリンセスへの憧れを抱いていた。2歳から女優として活動しているが、「4歳~5歳くらいは、どの女の子にもあると思うけど、『夢は?』と聞かれると、『ディズニー・プリンセス』と答えるのが王道だった。私は、その中でもオーロラ姫が大好きだった。その好きだったオーロラ姫を演じられるのはうれしい。いつか、自分に子供ができたとき、『ママはオーロラ姫だったのよ』と言いたいですね」と16歳らしい無邪気さを見せる。