「独立と自由は勝ち取るもの」対米地位協定を改定したフィリピンの元国防相が副知事と面談
フィリピンのオルランド・メルカド元国防大臣が20日、池田副知事と面談し、県が目指す日米地位協定改定の実現に向け意見を交わしました。 【写真を見る】「独立と自由は勝ち取るもの」対米地位協定を改定したフィリピンの元国防相が副知事と面談 メルカド元国防大臣は、上院議員時代からフィリピン国内の米軍基地撤去の姿勢を貫き、1998年に国防大臣を務めた際に米国との地位協定の改定を実現させました。 ▽メルカド元比国防大臣 「独立と自由はただ享受するものではなく、勝ち取るもの」 メルカド元国防大臣は、フィリピンで中国への対抗を念頭にした米軍による軍備強化が近年進んでいることに触れ、「様々な情報が公開されている今だからこそ、協力して分析し問題解決に向かうべき」と同じく基地を抱える沖縄と協力する姿勢を示しました。 これに対し池田副知事は、「フィリピンは米国と様々な調整を経て協定の改定などを行った。日本が改定する上でのヒントを頂きたい」と述べました。 メルカド元国防大臣はあさって県が主催するシンポジウムに登壇し、フィリピンの地位協定改定の事例などを講演することになっています。
琉球放送