愛知高等養護学校生、育てたカブをぬか漬けに 地元企業で体験
愛知高等養護学校(愛荘町愛知川)で専門教科「農園芸」を学ぶ2年生と3年生の生徒8人が12月12日、自分たちで育てた「近江万木(ゆるぎ)カブ・大藪カブ」のぬか漬け作業の体験学習を、漬物などを製造する「近江食品」(愛知川)の愛知川工場で行った。(彦根経済新聞) 【写真】作業の様子 地元の伝統野菜や特産品について学んでほしいと企画され、今回で4回目となる体験学習。生徒たちは9月末に種をまき、農家や教師から助言を受けながら同校実習畑で育ててきた。11月末に約200玉を収穫し、「はさがけ」を行った。10日ほど寒風にさらすことで水分が抜け、カブのうまみや風味が引き立つという。 当日生徒たちは「はさがけ」されているカブを一つ一つ丁寧におろした。「はさがけ」する前のカブの見た目や触感の違いを感じながら作業する様子が見られた。その後、生徒たちは近江食品の社員に指導を受けながら葉を実に巻き付け、容器に敷き詰めた。一層ずつ、米ぬかを敷き詰め、最後に約100キロの重しを載せて作業を完了した。 生徒たちは互いに協力しながら和気あいあいと作業を進める様子が見られた。生徒の一人は「大変な作業だったが、みんなで協力して作業ができた。自分が育てたカブを食べるのが楽しみ」と話す。ぬか漬けされたカブは1月上旬ごろまで漬け込まれ、生徒らが食べる予定。
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