早稲田大学でパリ五輪・パラ報告会 応援への感謝や今後の目標も
早稲田大学(新宿区戸塚町1)が今年パリで開催された「パリ2024 オリンピック・パラリンピック」に出場した早大の現役生や卒業生の選手6人を招いた報告会を10月26日、行った。(高田馬場経済新聞) 【写真】校歌斉唱の様子=早稲田大学でパリ五輪・パラ報告会 パリ2024大会には早大関係選手38人が出場。東京2020大会には35人、リオデジャネイロ2016大会には24人が出場しており、出場人数は増加傾向にある。田中愛治総長からは「大学別で日本体育大学に次いで2番目に多い人数と聞いている」との話も報告会であった。 出席したのは、オリンピックのフェンシングに出場した加納虹輝選手、松山恭助選手(以上スポーツ科学部卒)、同水泳に出場した松本信歩選手(スポーツ科学部4年)、パラリンピックの水泳に出場した鈴木孝幸選手、同卓球に出場した岩渕幸洋選手(以上、教育学部卒)、同車いすバスケットボールに出場した石川優衣選手(人間科学部卒)。 選手インタビューでは、7月に開催された早大の壮行会や早大関係者からの応援メッセージや会場やSNS上での応援が力になったとの話や、努力を継続する秘訣(ひけつ)、来場者へのメッセージや次の目標などが話題に上がった。 加納選手は「今回は個人で金、団体で銀だったので、ロサンゼルスでは金メダルを2つ持って、また母校の早稲田大学に持って帰ってこられるように頑張っていきたい。引き続き、応援をお願いできれば」と話した。 松山選手は「競技スポーツセンター長の石井先生のゼミ生だったので、先生の喜ぶ顔が見られて、とてもうれしい。早稲田から多くのオリンピアンが出て、一緒に世界で戦っていけるように頑張っていきたいし、僕も早稲田を応援していきたい」と話した。 松本選手は「目標の決勝進出は達成できず、準決勝で終わってしまったが、世界のトップ選手を間近に見て、次のオリンピックではメダル争いができるようになりたいと思った。もっともっと努力して、活躍できるようにしたい」と話した。 鈴木選手は「現役4年の時に出場した際のベストを更新できて、非常にうれしい。次のパラリンピックはかなり厳しいと思っているが、選手とは違った形で、早稲田の学生の皆さんや日本をサポートできればと思っている」と話した。 岩渕選手は「次はロサンゼルスとはなかなか言い切れない所だが、選手活動は継続して続けていきたい。今よりも上手になれる可能性はあると思っている。成長できるよう頑張っていきたい」と話した。 石川選手は「大学1年の時に車いすバスケを始め、自分がパラリンピックに出られるようなレベルではなかったので、今日このような場に立てていることが、すごくうれしい。車いすバスケが好きなので、引き続き頑張っていきたい」と話した。 パリ2024大会で早大関係選手はオリンピックで金メダル2つ、銀メダル3つ、銅メダル1つを獲得。パラリンピックの金メダル1つ、銀メダル2つ、銅メダル1つは全て鈴木選手が獲得した。
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