新WBCバンタム級王者・中谷潤人 一夜明けて「年4試合」を希望 井上拓真戦も視野
24日に行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチで王者アレハンドロ・サンティアゴに6回KO勝ちし、新王者となった中谷潤人(M・Tジム)が25日、都内で一夜明け会見を行い、年4試合というハイペースを希望した。 少年時代に山中慎介のタイトルマッチを両国国技館で見て憧れた中谷は、同じ会場で同じベルトを奪取して、改めて「小さいころに見させてもらった場所で僕が取るという、すごく感慨深いというか」と喜び、「これからボクシングを始める子たちに見てもらって、何か感じてもらっていい影響を与えられたらいいですね」と、自身のようにボクシングを志す子供が現れることを願った。 ネクストモンスターと称され、海外での注目度も高い中谷。次戦について村野健会長は「決まっていません」と話すにとどめたが、中谷は「年4試合くらいできたら」と望んだ。 前夜、バンタム級初戦を最高の結果で終え、中谷は「今のところはそうですね。いっぱい(ベルトを)取ってやっていきたい気持ちはある」と、当面はバンタム級で戦っていく意向。バンタム級は「スピードだったりバランス感だったりは良かったなというのはあります。フィットしている」と感じているという。 同階級は中谷が「たくさん、タレントぞろいですから」と言うように、前夜初防衛をKOで飾ったWBA王者の井上拓真をはじめ、内外に好選手がズラリ。中谷は「決まったら誰とでもというスタンスではいるので」と説明し、拓真についても「視野に入れてますし、タイミングだと思うので、決まればしっかり対策していきたい」と、実現に前向きだった。