利用者減少の波が室蘭駅にも…10月から無人化へ“話せる券売機”で対応します JR北海道
JR北海道は室蘭駅(室蘭市)について、2024年10月1日から無人化すると発表しました。 【画像】利用者減少の波が室蘭駅にも…10月から無人化へ“話せる券売機”で対応します JR北海道 JR北海道では、駅の係員配置は利用状況で判断していて、室蘭駅では利用者数が減少し、今後の利用者増加も見込めないため無人化するとしています。
室蘭駅は、東室蘭駅から室蘭駅までを結ぶ室蘭本線の支線の終着駅で、現在、係員がみどりの窓口で午前7時20分から午後5時30分まで窓口業務を行っています。 室蘭駅には、札幌と室蘭駅を結ぶ特急すずらんが1日5往復していますが、2023年度の1日平均乗車人員は521人で、コロナ前の2019年度の1日平均乗車人員631人と比べても約100人減少しています。
室蘭市内には7駅ありますが、10月1日以降は東室蘭駅のみ有人駅となります。 東室蘭駅は札幌と函館を結ぶ特急北斗も停車する駅で、2023年度の1日平均乗車人員は1515人です。
JR北海道によりますと、室蘭駅には2024年3月から「話せる券売機」が設置されていて、この券売機ではオペレーターが遠隔で切符の購入などの対応をしています。 話せる券売機のオペレーター対応時間は午前6時から午後10時10分までで、みどりの窓口の営業時間より長いため、客の利便性は低下しないとしています。