自作ロボットで白熱のバトル! 県内の工業系高校生徒らが学習の成果を発表 鹿児島・姶良市
鹿児島テレビ
鹿児島県内の工業高校などに通う生徒たちが9日、鹿児島県姶良市で開かれた学習発表大会で、自作ロボットによる白熱した戦いを繰り広げました。 会場となった姶良市の加治木工業高校には、県内20校から約900人の高校生が集いました。 こちらはマイコンカーラリー競技。自作の「マイコンカー」がコースを2周するタイムを競うものです。 マイコンカーは、入力されたプログラミングに基づいてコース上の白線を読み取って自走します。 カーブをうまく曲がりきれずコースアウトしてしまった、隼人工業高校の宮里晴空さん。 制限時間内であれば何度でもチャレンジできるため、宮里さんはすぐにプログラミングを修正します。 隼人工業高校・宮里晴空さん 「(コースを)読むときのタイヤのブレーキを大きめにしている」 そして2度目の挑戦。 さきほどミスした場所は乗り越えましたが、またしてもコースアウト。 その間に完走する生徒もちらほら現れます。 加治木工業高校・鵜木朔哉さん 「(前回より)0.2秒短くすることができたので良かった」 宮里さんはさらなる修正を加えて3度目のトライ。 隼人工業高校・宮里晴空さん 「0.1秒でも早くなるようなプログラムを作っていきたい」 無事にゴールできました。宮里さんは23秒29のタイムで準優勝を収めました。 一方、こちらはロボット競技。 リモコンで操作するロボットが様々なアイテムを指定の場所まで制限時間内に運び、運んだアイテムに応じた得点を獲得できます。 同時に別の自走式ロボットが障害物のある坂を上り下りし、この2つのロボットの合計得点を競います。 2024年の全国大会で8位に入賞した、隼人工業高校の挑戦です。 注目される中、リモコン型ロボットですべてのアイテムを運び、満点を獲得して見事優勝! しかし、自走式のロボットでミスが出たため、2025年に再起を誓います。 隼人工業高校ものづくり部・松英音さん 「全国大会の決勝でも同じようなミスが起きてしまって。改善はしたがイチかバチかのところでできなかった。来年に向けてまたリベンジしたい」 ものづくりに青春を捧げる生徒たちの熱い探究はこれからも続きます。
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