米国株式市場=S&P・ナスダック続伸、エヌビディアが決算控え上昇
[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が続伸して取引を終えた。半導体大手エヌビディアの決算発表が待たれる中、ハイテク株が上昇を主導した。通期の業績見通しを引き上げた小売り大手ウォルマートも買われた。ダウ工業株30種は続落した。 主要3指数はこの日、ウクライナが米国から供与された長距離地対地ミサイルでロシア西部の兵器庫を攻撃し、ロシアのプーチン大統領が核兵器使用に関するドクトリン(核抑止力の国家政策指針)の改定を承認したことを受け、いずれも下落して取引を開始。ロシアのラブロフ外相が核戦争の勃発を阻止するためにあらゆる手段を講じると述べると、下げ幅を縮小した。 エヌビディアは20日引け後の決算発表を前に4.9%上昇。S&P500の業種別では情報技術が上げを主導した。アマゾン・ドット・コムなど他の大型株も買われた。 ジラードのティモシー・チャブ最高投資責任者は「きょうはウクライナ情勢を巡る警戒感が広がった」とし、流動性の高い大型株に逃避買いが見られたと指摘した。 ウォルマートは3%上昇し、過去最高値で取引を終えた。2025年1月期決算の売上高と利益の予想を引き上げたことを好感した。通期見通しの上方修正は今年3回目。 人工知能(AI)サーバーを手がける米スーパー・マイクロ・コンピューターは31.2%急伸。BDO USAを監査役に任命し、ナスダックに上場規則順守に向けた猶予期間延長を求める計画書を提出したと発表した。 動画配信大手ネットフリックスも2.9%高で前日に続き最高値を更新。ジェイク・ポールとマイク・タイソンのボクシング対決を世界で1億0800万人が視聴したと発表した。 ゴールドマン・サックスがS&P500について、2025年末までに6500に達すると予想したことも楽観的なムードを後押しした。 ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.14対1の比率で上回った。ナスダックでも1.34対1で値上がり銘柄が多かった。 米取引所の合算出来高は139億4000万株。直近20営業日の平均は142億4000万株。 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30種 43268. -120. -0. 43243. 43380. 42938. 94 66 28 27 97 87 前営業日終値 43389. 60 ナスダック総合 18987. +195. +1. 18699. 18992. 18689. 47 66 04 71 08 83 前営業日終値 18791. 81 S&P総合500 5916.9 +23.3 +0. 5870.0 5923.5 5855.2 種 8 6 40 5 1 9 前営業日終値 5893.6 2 ダウ輸送株20種 17028. -115. -0. 79 94 68 ダウ公共株15種 1053.8 +10.0 +0. 2 3 96 フィラデルフィア 4919.1 +30.3 +0. 半導体 6 8 62 VIX指数 16.35 +0.77 +4. 94 S&P一般消費財 1743.6 +7.37 +0. 7 42 S&P素材 576.35 -1.64 -0. 28 S&P工業 1171.7 -0.73 -0. 4 06 S&P主要消費財 869.49 +2.92 +0. 34 S&P金融 825.30 -5.32 -0. 64 S&P不動産 272.74 +1.22 +0. 45 S&Pエネルギー 724.73 -4.91 -0. 67 S&Pヘルスケア 1643.9 -7.90 -0. 3 48 S&P通信サービ 331.71 +3.39 +1. ス 03 S&P情報技術 4542.2 +54.8 +1. 5 9 22 S&P公益事業 407.04 +2.68 +0. 66 NYSE出来高 9.52億株 シカゴ日経先物1 ドル建て 38300 - 大阪比 2月限 120 シカゴ日経先物1 円建て 38275 - 大阪比 2月限 145