【ユーロ】4発8強スペイン「8、9点を取ってもおかしくない結果だった」デラフエンテ監督
<欧州選手権(ユーロ2024):スペイン4-1ジョージア>◇6月30日(日本時間7月1日)◇決勝トーナメント1回戦◇ケルン スペイン代表のデラフエンテ監督(64)が大勝したジョージア戦について「スペインが8点、9点を取ってもおかしくない結果だった」と言及した。 スペインは30日、欧州選手権・決勝トーナメント1回戦でジョージアと対戦した。前半18分にオウンゴールで今大会初の失点を許したものの、MFロドリのミドルシュートで同点にすると、MFファビアン・ルイス、FWニコ・ウィリアムス、FWダニ・オルモが続き、終わってみれば4-1の圧勝だった。 デラフエンテ監督は試合後、記者会見に出席し、この試合を振り返った。そのもようをスペイン紙アスが伝えている。 「結果的に苦しんだし、ジョージアが最高のカウンターを繰り出すチームのひとつであることは知っていたが、チャンスを作られたから苦しんだわけではない。彼らの得点はオウンゴールだったし、スペインが8点、9点を取ってもおかしくない結果だった。我々は守備が非常に堅い相手に多くのシュートを打つことができた」と試合内容の良さを強調した。 続いて、ジョージア戦の内容が準々決勝で対戦するドイツ戦にどのような影響を与えるかという質問を受けると、「試合と感情をうまくコントロールする必要がある。残り8チームになるので、この後の試合は難しいものになるはずだ。このチームは流れに逆らって船をこぐ方法を知っているし、それが自分たちの自信になっている。しかし、すべての試合がより難しくなることは分かっているし、ドイツ戦はワールドカップの決勝になってもおかしくないカードだ」と返答した。 右サイドで素晴らしいパフォーマンスを見せた16歳のFWヤマルについては「素晴らしいプレーだったが、もっといいプレーができると思う。彼は自信に満ちあふれ、リスクを冒すことを好むが、おそらくもっと冷静になる必要があるかもしれない。ジョージア戦はラミンの今後に向けて大いに役立つはずだ。彼は今、サッカーにどっぷりつかっているし、それが成長につながると思う」と言及した。 スペインはジョージア相手に36本のシュートを記録。デラフエンテ監督は「このチームには強さがあるし、最後までそれを維持していくつもりだ」と自分たちのプレーに自信をうかがわせていた。 (高橋智行通信員)