那須川天心のスパーリングパートナーのヒメネス、那須川を絶賛「パンチが強いし、スピードもある」
キックボクシング42戦全勝で、プロボクシングのWBA世界バンタム級7位の那須川天心(25)=帝拳=が4日、東京・新宿区の帝拳ジムで、WBA世界同級4位のジョナサン・ロドリゲス(25)=米国=と闘う120ポンド(約54・4キロ)契約10回戦(20日、東京・両国国技館)に向けた練習を公開。WBO世界同級3位のクリスチャン・ヒメネス(24)=メキシコ=との2ラウンドのスパーリングでは左の強打を打ち込むなど優勢だった。 6月15日にメキシコから来日し、スパーリングパートナーを務めているヒメネスは昨年8月にエディオンアリーナ大阪でIBF世界同級挑戦者決定戦に出場し、現IBF世界同級王者の西田凌佑(27)=六島=に0-3の12回判定負けしたが、実力を示した。那須川との公開スパーリング後に、帝拳ジムの田中繊大(せんだい)トレーナーを通訳として報道陣の取材に応じ、「彼はすごい良いボクサーだと思う。パンチが強いし、スピードもある。彼の足運びが素晴らしいと思う。次の試合は良い結果が出ると思う」と那須川を絶賛した。 那須川とは約30ラウンドのスパーリングを実施。「西田選手と同じように天心選手はすごく動きが良いので、もし西田選手が再戦してくれるなら、次は自信がある」と笑顔を見せ、ヒメネスにとっても良い練習になっているようだ。 WBC世界スーパーバンタム級19位のヘスス・アレチガ(24)=メキシコ=も一緒に来日し、那須川のスパーリングパートナーを務めている。2人は7日にメキシコに帰国するという。 興行は動画配信サービスのアマゾンプライムビデオで午後6時から独占生配信される。プロ戦績は那須川が3戦3勝(1KO)、ロドリゲスが20戦17勝(7KO)2敗1分け、ヒメネスが27戦23勝(16KO)4敗、西田が9戦9勝(1KO)、アレチガが22戦21勝(15KO)1敗。(尾﨑陽介)