逗子に移住の元フジ・石本沙織アナ 学童やシッターなしの子育てはご近所に助けられ「ピンポンなしで大丈夫な関係」
── いい環境ですね。身近に信頼できる方がいるのは大きいですね。 石本さん:今振り返ってみると、都会でのマンション暮らしをしていた頃は、マンション内に大勢の人が住んでいるのに、知り合いはいませんでした。今は、どこに誰が住んでいるかもわかりますし、挨拶や立ち話をするのも当たり前になっていて。いわゆる昔の井戸端会議がすぐに開かれています。 ── とても満喫されているようですが、移住先の生活でのデメリットをあえて挙げるとしたらどんななことでしょう。
石本さん:湿気ですね。「何、この白い粉?」と思ったら革のカバンやコートにカビが生えていました(笑)。海が近いので自転車や車が錆びることは覚悟していたんですが、ここまで湿気が多いことは知りませんでした。これからの時期は、除湿剤などを家中に置いて対策しなきゃと思っています。これは海の近くならではの悩みかもしれませんね。 デメリットというほどではないですが、雑草のたくましさにも驚いています。この時期は特に、あっという間に雑草が伸びて、抜いても抜いても1週間経ったらまた出てくるんです。
── 雑草魂と言われるだけありますね。 石本さん:生命のパワーを感じながら、「君たちすごいね!たくましいね!」とか言いながら雑草抜きをしているんですけど(笑)、この時間も結構好きです。ラベンダーもたくさん育っているので、剪定しながらいい匂いに包まれて癒されています。
■子育て中心の現在 ── 去年、フジテレビを退職してからは娘さんとの時間が増えたそうですね。 石本さん:退職前は都内で、学童やシッターさん、自治体のファミリーサポートなどに子どもたちをお願いしていたのですが、今は基本的に私がみています。
こちらに移住してから仕事で朝早く家を出る必要があるときに、幼稚園への送迎をお願いしたいと思って逗子でシッターさんを探したんです。そしたら朝6時半に来てくれる人はいませんでした。東京は、そういうサービスが充実しているので便利だったなと実感したのですが、こちらでは地域のコミュニティを広げて、近所の方にお願いしています。 ── 長女が小4、次女が小2だそうですね。 石本さん:宿題も私が見ているのですが、上の子の勉強もだんだん難しくなってきて、それにこうしたい!という自分の意思もあるので、教える大変さに直面しています。