落語家・桂雀々さん 64歳で死去 持病の糖尿病からの肝不全 所属事務所が発表
落語家の桂雀々さんが、糖尿病からの肝不全により20日に亡くなったことを22日、所属事務所が公式サイトで発表しました。64歳でした。 【画像】俳優・伊原剛志さんの落語家デビューを見守った桂雀々さん 雀々さんについては今月15日、所属事務所が公式サイトで「持病の糖尿病により、現在入院加療中です。早期の復帰を目指してはおりますが、大事を取り、年内出演予定の落語会を休演させて頂く事といたしました」と、報告していました。 そして22日、「桂雀々は、糖尿病からの肝不全により、去る11月20日、64歳で永眠いたしました」と発表。 入院中も、高座復帰を目指して療養に努めていたとし、「これまで多くのお客様、また関係者の皆様に愛され親しまれ、幸せな落語家人生であったと存じます。ここに生前のご厚誼に深謝するとともに、謹んでご報告申し上げます」とコメントしました。
■芸歴40周年記念公演に明石家さんまらが出演
公式サイトによると雀々さんは、1960年8月9日生まれの大阪市住吉区出身。1977年に上方落語の桂枝雀に入門し、同年10月に桂枝雀独演会にて初舞台を踏みました。 2002年には、上方お笑い大賞 最優秀技能賞、2006年には大阪府舞台芸術賞 奨励賞を受賞。そして、芸歴35周年を迎えた2011年に拠点を東京に移し、落語以外にもテレビ、映画、舞台など多方面で活躍しました。 2016年には、芸暦40周年を迎え、東京、名古屋、博多、大阪、京都など全国で記念公演を巡業。東京公演では、明石家さんまさん(69)に加え、サプライズでサザンオールスターズの桑田佳祐さん(68)が出演し、メディアでも大きく取り上げられました。 葬儀は遺族の意向により、近親者のみで執り行われ、後日『お別れの会』を予定しているということです。