かわいい孫が1ヶ月に1回遊びに来てくれますが、年金暮らしなのでお小遣いに悩んでいます。どのくらいの金額を渡すのがベストでしょうか?
「孫は目に入れても痛くない」という表現があるように、孫がかわいくて仕方がない方は多いのではないでしょうか。孫と離れて暮らしている場合はなおさらです。1ヶ月に1回遊びに来てくる孫がかわいらしく、孫が遊びに来てくれる度に、お小遣いやプレゼントを渡している方もいるでしょう。 しかし、退職後はアルバイトなどを行わない限り、年金と貯金だけの生活になることが多いでしょう。年金暮らしで生活が厳しく、孫へのお小遣いを捻出しにくい場合はどうすればよいのでしょうか。今回は、孫へのお小遣いとして妥当な金額を紹介します。
孫のための平均出費額は月9000円程度
ソニー生命保険株式会社が50歳~79歳の男女に対して行ったアンケート調査によると、孫のための平均出費額は年間10万8134円です。2022年の同調査では11万9413円だったため、1万1279円の減少となりました。 孫のためにどのようなことにお金を使ったかは、1位が「お小遣い・お年玉・お祝い金」、2位が「一緒に外食」、3位が「衣類などファッション用品」となっています。今回のケースのように月に1回のペースで孫が遊びに来る場合は、孫にかかる月額費用は10万8134円÷12=約9011円です。
妥当なお小遣い額とは?
先ほど紹介した調査結果からは、孫1人にあげる妥当なお小遣い額がイマイチ見えてきません。孫にかかる月額費用約9011円の中には外食費やプレゼント代も含まれており、また孫の人数によってもかかる金額が異なるためです。 そこで、孫に渡すお年玉の平均額を調査してみました。住信SBIネット銀行株式会社が行ったアンケート調査によると、お年玉の金額について小学生未満は「1000円以下」、小学校低学年は「~3000円」、小学校高学年は「~5000円」、中学生以上は「~1万円」が最多となっています。 お年玉に関しては、孫の学年によって紹介した金額を渡すのが無難です。普段のお小遣いに関しては、お年玉より少ない金額で問題ないでしょう。毎回お小遣いを渡さなくてはいけない決まりはないため、プレゼントを渡したり外食に誘ったりするなど工夫してみてはいかがでしょうか。 また、プレゼントや外食であっても結局お金は発生するので、家でのんびりテレビを見たり、手料理をふるまったりなど、なるべくお金がかからない方法で孫と交流をする機会をもうけるのもよいでしょう。