【2024夏の甲子園】プロ注目の大型右腕・今朝丸裕喜を擁する報徳学園が登場/大会5日目の見どころ
7日に開幕した第106回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)。大会5日目は4試合が行われる予定。 【選手データ】今朝丸裕喜 プロフィール・寸評 ■第1試合 鳴門渦潮(徳島) - 早稲田実(西東京) 鳴門渦潮は7年ぶり8回目の出場。主なOBには野口智哉(オリックス)、里崎智也(元ロッテ)がいる。徳島大会全5試合に先発し4完投のタフネスエース・岡田力樹の熱投で、2012年の学校統合後初の勝利を掴みたい。 早稲田実は9年ぶり30回目の出場。注目は主将の宇野真仁朗。西東京大会では木製バットで2本塁打を放ち、高校通算64本塁打を数えるプロ注目のスラッガーだ。聖地でも攻撃的な早実野球を展開したい。 ■第2試合 聖光学院(福島) - 鶴岡東(山形) 聖光学院は3年連続19回目の出場。伝統の堅守は今年も健在で、福島大会5試合での失策はわずかに1つ。守り勝つ野球で3年連続夏の甲子園初戦突破を目指す。 鶴岡東は2年ぶり8回目の出場。主なOBに吉住晴斗(元ソフトバンク)がいる。エースで4番の櫻井椿稀、長打が魅力の日下心を中心に切れ目のない打線が武器。攻めの野球で東北勢対決を制するか。 ■第3試合 大社(島根) - 報徳学園(兵庫) 大社は32年ぶり9回目の出場。エース・馬庭優太は島根大会では準々決勝以降の3戦連続完投を含め、31回で4失点。意地と執念で掴んだ甲子園、古豪の復活劇に期待したい。 報徳学園は6年ぶり16回目の出場。今春は2年連続のセンバツ準優勝。注目の最速151キロ右腕・今朝丸は長身から投げ下ろす、角度のある球筋が大きな魅力。1981年以来となる全国制覇を目指す。 ■第4試合 創成館(長崎) - 白樺学園(北北海道) 創成館は2年連続4回目の出場。長崎県大会全5試合で防御率0.80と“守り勝つ野球”が信条。それでも打力アップは欠かせず、キーマンは190cm95kgの大型スラッガー・上田優吾。攻撃と守備の両立で県勢2007年以来の8強入りに挑む。 白樺学園は9年ぶり4回目の出場。北北海道大会では1試合平均7得点、チーム打率は.358。初球ストライクからの積極的な攻撃や、14犠打16盗塁が示すような機動力を駆使する。学校として13年ぶりの夏2勝を目指す。
週刊ベースボール