デジタルネイティブの子どもたちに"懐かしの電子機器"を見せたときの反応が「面白い」と話題に...ラジカセやフロッピーディスクを不思議そうに見る姿も
デジタル機器が授業に及ぼす影響
『Education Week』紙によると、アメリカの10代の若者の大多数が、授業中にデジタル機器を使用すると注意散漫になると回答しており、それが学業成績と何らかの相関関係があることが、2022年度OECD生徒の学習到達度調査で明らかに。 経済協力開発機構が3年ごとに15歳を対象に実施している同調査では、数学の授業中にスマホやウェブサイト、アプリなどのデジタル機器を使って気が散った頻度についてなどを質問。結果、アメリカの生徒の約3分の2がデジタル機器を使うことで気が散ると回答し、約54%がデジタル機器を使っている他の生徒によって気が散ると回答している。 報告書の分析によると、これらの注意散漫は学業成績の低下と強い相関関係があるよう。OECD加盟国全体で平均すると、少なくともいくつかの数学の授業で、他の生徒が授業中にデジタル機器を使っていることに「気が散った」と答えた生徒は、「そのようなことはまったくない」「ほとんどない」と答えた生徒に比べて、数学の得点が15点低かったという。 報告書によればこの結果は、「授業中のデジタル機器の使用による注意散漫を抑える効果的な方法を見つけることの重要性を浮き彫りにしている」とのこと。
Harper's BAZAAR JP