「当該事実は一切なく」→「性的行為を強要したことはない」松本人志問題で吉本が微妙なトーンダウン
《当該事実は一切なく》 という吉本興業の一番初めの見解に混乱が生じている。 “文春砲”の第三弾がネット記事として報じられた1月17日、複数のメディアに対して吉本は 【すごい…写真あり】松本人志が”ニヤリ”と車中から女の子を物色し「後輩芸人とナンパ姿」 《性的行為を強要したことはない》 と、改めて否定。だが、女性が参加したパーティーの開催については 《回答を差し控える》 と、当初からは微妙にトーンダウンしている。 混乱といえば、ABCテレビ(朝日放送)が関西ローカルで放送する夕方の情報番組『news おかえり』でも、ひと騒動あった。 同番組は、1月14日までに公式サイトを更新。12日に放送した番組内での芸能リポーターの発言内容について 《事実であるという確証は得られておりません》 と発表した。 事の発端は、12日の同番組内で、芸能リポーターの島田薫氏が『週刊文春』が報じた松本の一連の性的行為のスキャンダルに対し、吉本が“当該事実は一切ない”とした見解についての解説だった。 松本自身もXで事実無根とはっきり明示し、裁判で“闘う”ことを発表。記事と対峙して裁判に注力するために活動休止している。 島田氏は、番組でそのあたりの事実関係に対し、“事務所に確認しました”と発言。つづけて、 「そうしましたら飲み会自体はあったそうです。それからそういう行為もあったようです」 と発言したのだ。 「(性的行為は)強要したものではなく、いわゆる同意があったということです。無理やり何かしたというわけではないということなので、裁判では今後、そこが争われていくことになるんだと思います」 と解説した。 この放送後、ネット上では 《うそだろ…それで事実無根だのなんだの言ってたのか》 などと大炎上となった。しかしABCは 《このようなセンシティブな事案を放送するにあたっては、朝日放送テレビとしても確認を徹底する必要がありましたが、現時点でお伝えした内容が事実であるという確証は得られておりません。朝日放送テレビでは、より一層、正確・誠実な報道を心掛けて参ります》 と伝えている。 「これまでは、多数のメディアが吉本に見解を再確認してきたが毎回“発表した通りです”として事実無根の姿勢を崩さなかった。にもかかわらず島田レポーターには全く違う内容をあっさり明かしたことで話題になったんです。 ですが、17日になって吉本側は《性的行為を強要したことはない》とあらためて否定したものの、パーティーの有無については事実上ノーコメントとトーンが変化している。島田氏からは松本氏に関する発言について直接説明はありませんが、ある程度の根拠に基づいて発言したのは間違いないでしょう」(テレビ局関係者) 実際、文春の第二弾の記事で名前が挙がったたむらけんじは、性的な行為が目的ではないが“飲み会的な感覚だった”とコメント。松本も女性のLINEをスクショし 《とうとう出たね。。。》 とXに投稿したことで、ホテルでの飲み会自体は“暗”に認めた格好だ。 「14日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演したロンドンブーツ1号2号の田村淳さんも“事実無根の範囲がまったくわかんなくなった”と話していました。つまり、吉本だけが“事実一切なく”というスタンスを通すと、整合性が取れなくなってきたわけです。そこで、文春第三弾が出たタイミングで、トーンを少し変化せざるを得なくなったんでしょうね」(スポーツ紙記者) いまだ芸能界のみならず、テレビ業界を巻き込んで波紋を広げている松本の“性的スキャンダル”。果たして、松本と吉本は、この騒動にどう対応していくのだろうか――。
FRIDAYデジタル