金明輝新監督「責任感じる」 パワハラ問題から復帰―J1福岡
J1福岡の新監督に就任した金明輝氏(43)が16日、福岡市内で記者会見した。 過去のパワーハラスメント行為でチームを指揮する資格を失っていたが、Jリーグの監督に復帰。「うれしく思うとともに、責任を感じている。言動で信頼を取り戻していきたい」と話した。 金氏は鳥栖を率いていた2021年に選手らへのパワハラ行為が発覚。その後、日本サッカー協会から指導者ライセンス降級処分を受けた。 23年から2年間は町田でヘッドコーチを務めた。福岡では昨季のルヴァンカップ優勝に導いた長谷部茂利前監督の後を継ぐ。「攻撃でも迫力を持って、人がたくさん関わるような、思い切りのいいサッカーを表現したい」と語った。 福岡は関係者へ聞き取り調査を行った上で金氏と契約。川森敬史会長は「過去の過ちは決して容認できるものではない」としつつ「しっかりと反省し、努力を重ねてきている」と述べた。