「おむすび」菅生新樹、糸島での撮影の日々を語る「自分が陽太になって楽しんでいた」
NHK総合ほかにて、現在放送中の連続テレビ小説「おむすび」。食と人情の街・福岡、神戸、大阪を舞台に、日本の朝に元気と笑顔を届ける“朝ドラ”第111作だ。平成時代のギャル・米田結(橋本環奈)が人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を、食の知識とコミュニケーション能力で解決しながら、目には見えない大切なものを次々と結んでいく“平成青春グラフィティ”。 今回は、結の幼なじみであり、高校のクラスメートで野球部員の古賀陽太を演じる菅生新樹が、役柄への思いや作品の見どころを語った。
菅生は「朝ドラと大河ドラマは出たい作品の一つでした」と明かし、「小学校や中学校の時に母親がずっと見ていたので、朝起きると絶対にテレビから流れていて、日常の一つという感覚がありました。自分も皆さんの日常にお邪魔したいなと思っていたので、今回出演できてすごくうれしいです。出演するからには、自分の演じる『古賀陽太』というキャラクターを愛してほしいですし、ドラマ自体も見てくださった方の記憶に残るような作品にしたい」と意気込む。 今回演じる陽太については、「いい意味でも悪い意味でも空気を読めなかったりしますが、大事な時は近くにいてくれるし、声を掛けてくれます。陽太は結に恋心を抱いているので、結の周りに新たな人物が出てきて(心が)揺さぶられるシーンがたくさんあるんです。真っすぐに『好きだ』という感情が分かりやすく出ているキャラクターですし、かわいいなと思ってもらえるポイントだと思います」と分析。
福岡・糸島での撮影については、「(地元の)皆さんが育てた野菜や魚を持ってきてくれたり、漁業をしている方が『いつでも、うちの船に乗りにきてよ』と言ってくれたりもして、親戚みたいになりました。糸島の自然の中で育ち、明るい性格の陽太は、本当にこういうふうに過ごしているのだろうなと感じることができました。途中からは、役づくりも関係なく、自分が陽太になって楽しんでいました」と振り返った。 さらに、撮影以外の時間も楽しんでいたようで、「(風見亮介役の)松本怜生とトゥクトゥクに乗りました。松本は、前作でも一緒だったので何度も会っていたし、年も1個下であまり変わらず、部屋が近かったこともあり、撮影が終わると毎日一緒にご飯を食べていました」と、ほほ笑ましいエピソードも。