巨人・矢野コーチ

　◇セ・リーグ　巨人―広島（2024年9月21日　マツダ） 　巨人の矢野謙次打撃コーチ（44）がいつもの決め台詞にこの日ならではの“彩り”を加えたコメントでナインを鼓舞した。 【写真】全身ヨウジヤマモト！巨人投手こだわりの私服ショット 　この日の相手先発投手は、8月6日の対戦（東京D）でプロ8年目での初完封を許し、前回対戦した8月22日（東京D）も6回途中まで10安打しながら1点に抑えられた右腕・アドゥワ。 　そんなアドゥワから打線は初回に吉川、岡本和の連打で1点先制したが、序盤を終えたあとに出される恒例の打撃コーチコメントがいつもと少し違っていた。 　アドゥワの印象について「ボールを動かしながらここまで打たせにきている印象がありますので、こちらとしては、強引にならないように気をつけていきたいと思います」としたうえで「本日は私のバースデーで気持ちは高ぶっていますが、心は冷静に、そして選手たちにはコンパクトにコンタクトと伝えてあります」と続けた。 　矢野コーチは1980年9月21日生まれで、この日が44歳の誕生日。今季は「コンパクトにコンタクト」が同コーチの決め台詞で、毎試合のように繰り返してきたが、明るい性格で現役時代にもチームを盛り上げてきただけに、この日はきっちり笑い？を盛り込んだ。 　このコメントが発表された直後の5回、19歳の浅野が貴重な追加点となる適時二塁打。巨人はこのまま勝って優勝マジックを減らし、矢野コーチに笑顔のハッピーバースデーといきたいところだ。