【このV12のAMGなんぼ?】ブルネイのスルタンの「メルセデス SL 73 AMG」が売りに!走行距離はわずか3027km・・・
メルセデスSL 73 AMGはかつて世界で最もパワフルなロードスターであり、現在ではコレクターズアイテムとして人気を博している。この個体は、かつてブルネイのスルタンが所有していたと言われている!
12気筒エンジンは絶滅の危機に瀕している!気候変動が進み、CO2規制がますます厳しくなる中、大排気量エンジンを代替なしでキャンセルするメーカーが増えている。90年代は違った。たとえばメルセデスは、「CL」、「Sクラス」、「SL」の「600」モデルをアファルターバッハに送るという選択肢を顧客に提供し、AMGがV12エンジンをアップグレードしてパワーを与えた。こうして70型と73型が誕生した!
今日に至るまで、「SL 70」や「SL 73」などの台数に関する信頼できる情報はない。これは、シャシーナンバーに従って、すべてのモデルが「600」として工場を出荷したことによる。AMGでは、12気筒エンジンが7,055cc(70 AMG)または7,291cc(73 AMG)に拡大された。出力は70型が496馬力、720Nm、73型が525馬力、750Nmに向上した。排気量が7.0/7.3リッターに拡大されたことに加え、AMG化には大型ブレーキシステムとマニホールドからの排気システムが含まれた。当時の改造費用は?約99,180ドイツマルク(約815万円)!コンプリートコンバージョンは、「Sクラス W140」、「CL C140」、「SL R129」に用意された。
7.3リッターV12(M120)は、「パガーニ ゾンダ」だけでなく、「CLK-GTR(排気量6.9リッター)」にも採用された「M297」V12(社内呼称)のベースにもなっている。例えば、レブリミットは6000rpmから7000rpm以上に引き上げられた。排気量7.3リッターの「M297」 V型12気筒エンジンは、パガーニが2002年に最高出力555馬力の「ゾンダC12S 7.3」で初めて採用し、現在も最高出力760馬力の「ゾンダ」のさまざまな進化段階で使用されている。 「メルセデスSL 73 AMG」は、電子ロックなしで、スピードメーターが300km/hまでしか出ないとされていたにもかかわらず、320km/h以上に達したと言われている。525馬力と750Nmを誇るこのモデルは、一時期、市販ロードスターとして世界最強のパワーを誇った!
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