『さがす』「ガンニバル」の片山慎三監督最新作 日本×台湾共同制作で贈る独創的なラブストーリー 映画『雨の中の慾情』
『さがす』「ガンニバル」の片山慎三監督がつげ義春のシュルレアリスム作品を独創性豊かに映画化した最新作、映画『雨の中の慾情』。この度、本作の特報映像と2種類のティザービジュアルが公開された。 『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督の助監督として研鑽を積み、長編映画デビュー作『岬の兄妹』で日本映画界に衝撃を与えた片山慎三監督。以降、『さがす』や、「ガンニバル」など、センセーショナルな作品を次々と世に送り出してきた片山監督がこの度挑むのは、今年デビュー70周年を迎える「ねじ式」「無能の人」等で知られる伝説の漫画家・つげ義春による短編「雨の中の慾情」の映画化。 主人公は、成田凌演じる貧しい北町に住む売れない漫画家・義男。森田剛演じる自称小説家の伊守とともに、引っ越しの手伝いに駆り出された先で中村映里子演じる福子に出会う。離婚したばかりで、艶めかしい魅力をたたえた福子を一目見た瞬間、取り憑かれたかのように心を奪われた義男は、一心不乱に福子の美しい肢体を描きあげる。「触るんじゃなくて描くんですね」と、義男に告げる福子。そして、義男の秘めた想いを静かに暴く伊守。出会ってしまった2人の男と1人の女。切なくも激しい性愛と情愛が交わる先で、数奇なラブストーリーが展開される。 本作の劇中のほとんどのシーンは台湾で撮影されたという。昭和初期の日本を感じさせるレトロな町並みが多い台湾中部の嘉義市にてオールロケを敢行、そして、撮影監督には「ガンニバル」『さがす』『エゴイスト』『死刑にいたる病』などの池田直矢、人物造形&衣裳デザインに『岸辺露伴は動かない』『翔んで埼玉』シリーズの柘植伊佐夫、音響は『ゴジラ-1.0』井上奈津子、美術・質感師(エイジング)は『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』陳新發と、日本、台湾の一流スタッフが各々の才を持ち寄り、片山監督のもとで唯一無二の映像世界を作り上げた。 映画『雨の中の慾情』は、2024年11月29日(金)より全国公開。
otocoto編集部
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