ボストンよりトート派が多い!? ゴルフに行くときのバッグの定番をプロや識者に聞いた
ラウンドに行く際のバッグの定番はボストン? トート? 最近はリュックやコロコロ転がして運ぶキャリーケースを使う人も。あなたはどんなバッグを使っていますか? 「一緒に回りたくない」嫌われる人の行動パターン
●ラウンドだけならトートバッグ 用途で使い分けています。ラウンドだけなら、着替えの下着やウェアが入れられるくらいの普通のトートバッグにしています。トートとは英語で「運ぶ」意味で、もともとキャンプで氷や水などを運ぶ丈夫なバッグ。今はさまざまにデザインされたファッションアイテムになっていますが、僕のは何の変哲もないものです。ゴルフが2日になると、宿泊になって荷物が多くなるので、リュックサックにします。電車で行くケースも増え、そうなると両手が使えるリュックが便利。それともう一つ大事なのはパソコンを持っていけること。ですから、僕のリュックはパソコン保護のための衝撃吸収クッションが必須。 3~4日になると、キャリーバッグになりますが、ハードカバーのスーツケースでなくボストンバッグ型。アメリカにいた頃、ミニツアー転戦の"ラビット生活"で、飛行機で預けると紛失が多いというのがわかっているので、可能な限り機内に持ち込めるバッグに。それがクセになって、今でも旅装は軽くというのが信条です。ただ、重いゴルフボールは悩みの種でしたね。(タケ小山、テレビ解説者・プロゴルファー) ●夏用、冬用、収納するウェアの量で使い分け 以前は革のクラシックなボストンバッグでしたが今はトート。開口部が広くファスナーがないタイプなので、何でもすぐ取り出せる便利さがいい。持ち手が長めのものを選んだので、肩掛けできて便利。夏用、冬用、収納するウェアの量で使い分けています。電車、飛行機で遠方への出張ゴルフはリュックが断然いいと思います。両手が空いているほうが何かと便利ですが、電車が混んでいる時は後ろでなく前で持ちます。海外でもセキュリティ面でそうしたほうがいいと思います。友人はサイドポケットに入れていた携帯電話を抜かれたそうです。(50代男性、千葉県) ●夏用のSと冬用のL、手持ちで小さなボストンバッグ 今でもはっきり覚えていますが、1976年の全英オープン出場が海外初渡航で、それ用にサムソナイトのスーツケースを購入しました。海外ではロストバッゲージもあるというので、目立つ真っ黄色。70年代、国内でのツアー転戦はボストンバッグが主でしたね。その頃、宅配便はなかったので、もっぱら郵便小包でウェア、ズボンなど何セットか事前にホテルへ送っていました。現在はキャスターのついたスーツケースを愛用。夏用のSと冬用のL、手持ちで小さなボストンバッグ1つが普通の装備です。 ただ、僕が所属する城島高原の場合、山の上のコースなので、気候が急変することもあり、下着、靴下、上着、ズボン一式の替えが要り、ボストンバッグもそれなりに大きくなります。ちなみに最初に買った黄色いスーツケースも残しています。ほかにも防水したハードなものから、布製の軽いもの、サイズ違いを入れると6~7個、ボストンバッグもそれくらいあるのではないでしょうか。僕の〝夢の跡〟ですね。(鈴木規夫、プロゴルファー)