大谷翔平（右）と山本由伸

　米スポーツサイトのブリーチャー・リポートは15日（日本時間16日）に「昨年の大型FA契約した選手を独自に採点し、10年7億ドル（約1015億円＝合意当時）でドジャース入りした大谷翔平投手（30）を最高のA＋、12年3億2500万ドル（約471億円＝同）で契約したドジャースの山本由伸投手（26）は及第点のB＋と評価した。 【動画】ドジャースベンチに現れたヘビと見つめる選手たち 　同サイトは、山本は右肩を痛めておよそ3か月間離脱していたことから、「ポストシーズン（PS）を迎えるにあたって、せいぜいC評価といった感じで、（先発した地区シリーズ）第1戦のパドレス戦では3回5失点で降板し、さらに悪化した」という。だが、「彼はその第5戦で物語を書き換えた」と、パドレスのダルビッシュ有投手（38）と投げ合い5回無失点と好投し、リーグ優勝決定シリーズ進出に貢献した投球が「評価を1ランク上げる以上の価値があった」と解説した。 　MLB史上最高額の契約を結んだ大谷は、投手では右ヒジ手術のリハビリ中だったにもかかわらず打者として前人未到の54本塁打―59盗塁を達成し、悲願のPS初出場を果たした。 「最終的にワールドシリーズのタイトルを手にするのか、それとも（リーグ優勝決定シリーズで敗退し）リングの一つも残らないのかはまだ分からないが、彼が今季やってのけたことは全くもって不条理なことだった」と移籍1年目を独特の表現で評価。投手として復帰して二刀流でプレーするであろう来季について「サイ・ヤング賞も狙えるのではないだろうか」と期待を寄せた。