2年11ヶ月ぶりに古巣へ参戦した女子レスラーが公開説教!「コンセプトがはっきりしてない団体」「表現者として足りないものが多すぎる」
14日、新木場1stRINGで開催されたアクトレスガールズ『ACTwrestling Step51-TO THE GOLDEN TIME SERIES-『RISE OF THE GOLD』』に、元アクトレスガールズの高瀬みゆきが2年11ヶ月ぶりに出場した。 高瀬は女優活動を行いながら2017年にアクトレスガールズ『Beginning』でプロレスデビュー。同期の関口翔&有田ひめかとともに人気を集め、安納サオリ&なつぽい中心の体制から世代交代を起こし第3代AWG王者へ。約1年半王者として団体を牽引したものの、2021年にアクトレスガールズがプロレス団体としての活動を終了したため退団しフリーとなった。 プロレスラーとして国内外問わず様々な団体で活躍してきた高瀬だったが、先月の新木場公演に招待客として来場。かつて同じ舞台で共演したこともある岩井杏加が対戦を直訴するが、高瀬は「今のこの子たちの誰よりも目立つわけでもなく、お客様を沸かせるわけでもなく、なにか結果を残すわけでもなく!その状態で来られても、熱い気持ちだけじゃこのリングの上に戻ろうとは申し訳ないけど思われへん」と拒絶。だが岩井はその後の大会で試合に勝利し結果を見せ、高瀬はしぶしぶ対戦を飲んだ。 2022年からの新体制アクトレスガールズは『プロレスを用いたよりエンターテインメント性の高い公演』として女優や声優やグラドルやプロコンカフェ嬢がプロレスを行っている『アクトレスリング』と、舞台演出にプロレスの要素を取り入れた『アクトリング』に分かれている。基本的にプロレスラーはアクトレスリングに参戦することはできないため、高瀬はこの日限りのアクトレスガールズ復帰かと思われていた。
今回高瀬はアクトレスリングに参戦し岩井と対戦したが、岩井はカサ攻撃の連打と卍固めで見せ場を作ったのみで、わずか3分12秒で高瀬がえびす落としからダイビングギロチンドロップを投下し勝利。 岩井は「もう一回あんたと試合がしたい!なにか見えた気がしたんだよ今の試合で!今まで何しても何も上手くいかなくて、ずっと足踏みばっかしてた前に進めなかった!でもあたし変わりたいんだよ!」と絶叫するが、高瀬は「じゃあ変われよ!自分が変わるために、日々何を努力した?変わりたいから試合してください?他人任せやの!どんだけ周りが期待しようが、君が私に試合してもらって変わりたいと思おうが、君が一番自分の事を信じてないからな。自分に期待して、自分の未来を信じて、それに向かって日々変化を積み重ねるから、1ヶ月後、1年後、違う姿に見えんねん。輝かしい舞台に立つ事ができんねん。今輝いてる人ら皆そうや。誰かになにかやってもらってるからここに立ってるんじゃない。皆が、それぞれ自分を信じて頑張ってるから、その時力を貸したいと思ってくる人が寄ってくんねん。その努力をしーや」と公開説教。 さらに団体に対しても「このアクトレスガールズというリングが偽物なのか、それとも本人たちは真剣に向き合って頑張ってるその気持ちが本物なのか、それを知りたい。コンセプトがはっきりしてないのは団体の方だと思うので、それは団体の方でなんとかしないと中にいる子たちが困るんじゃないかなと思うんですよね。私はプロレスラーとして今日上がったのか?役者として上がったのか?そういうの関係なく、いち表現者としてこのリングに立って、同じ表現者としてお客さんがお金を払って見に来てくれてるリングに立ってる身として、足りないものが多すぎると思ったのでそれを伝えました」と苦言を呈した。 自分の目と身体で団体と岩井の本質を見極めるべく、12月29日アクトレスリング後楽園ホール公演に再度参戦することを宣言した高瀬。この日までに岩井は高瀬を再度振り向かせ興味を引く努力を行えるのか?高瀬が起こした波乱の今後に注目だ。