〈オートサロン2025〉スバル、WRXベースのコンプリートモデル「S210」を初公開 価格など詳細は今春発表
スバルは1月10日、「東京オートサロン2025」で「S210」のプロトタイプを初公開した。現行「WRX S4 STIスポーツR EX」をベースとしたコンプリートカーで、「Sシリーズ」としては6年ぶりの新型車となる。500台限定で発売する予定で、価格や申し込み方法などの詳細は今春にも発表する。 エンジンは、排気量2.4リットル水平対向4気筒直噴ターボエンジンをベースに、吸気系や電子制御ユニット(ECU)を専用チューニングし、最高出力300馬力(目標値)を発揮する。また、Sシリーズとして初めて「スバルパフォーマンストランスミッション」を採用。エンジンの出力特性に合わせてチューニングすることで、素早い変速レスポンスを実現した。エンジンの出力アップに合わせてタイヤやホイール、ブレーキも強化したほか、電子制御サスペンションも専用チューニングした。 外装は、新開発のスポーツサイドガーニッシュや、STIドライカーボンリヤスポイラーなどのエアロパーツを装着した。内装には、新開発のレカロカーボンバックレストフロントシートを採用した。 スバルテクニカインターナショナルの高津益夫開発副本部長は「エンジンのトルクレスポンスに合わせて制御を変更しているので抜群の駆動力が実現できている」と仕上がりに自信を示した。