SHUZOがアジア進出を発表。「世界中の心を掴むDJに」
DJという仕事をもっと世の中に影響力のある仕事に
――8月20日、音楽名義「SHUZO」としてアジア進出を発表しました。どんなアーティスト像を目指しますか。 僕は、DJという仕事をもっと世の中に影響力のある仕事にしていきたいと思っています。 例えばスクリレックスは、もともとEDMでやっていたのですが、アンダーグラウンドのUKラッパーたちとコラボして4つ打ちの中にUKラップを落としこみました。彼の力でアンダーグラウンドがパブリックになった、そのさまにすごく魅力を感じています。 また、音楽プロデューサーでDJのフレッド・アゲインは、アメリカで7万人の観客を集めたライブをしました。今の日本のDJでは難しいことかもしれません。でも逆に言えば、その枠が空いているということ。僕も日本やアジアで彼のような偉業を成し遂げられるように、DJとしての技術をもっと磨き、いい楽曲をつくりたいです。 ――これまでにもファッションショーの音楽をプロデュースするなど、音楽プロデューサーとしても活躍されています。今後はどんな楽曲をつくりたいですか。 今一番やらなければいけないことは、まずDJとして認めてもらえるよう、世界中の人の心を掴む影響力のある曲をつくることです。 そのうえで、世界に発信することを考えたときに、僕は日本人なので、日本の文化的なものも取り入れて、日本らしい独特の空気感を取り入れた楽曲もつくれたらいいなと考えています。日本の良さを世界中の人に感じてもらえたら。 ――いまの目標を教えてください。 音楽は人々の日常に溶け込んで、人の感情を動かす力があると思っています。特に海外の人たちはフロアでも思いっきり感情を表現してくれるので、そんな風に感じます。なので、僕の音楽をより多くの人たちの日常に溶け込ませて、もっと大勢の人たちを喜ばせたいし、楽しませたい。 この想いを叶えるため、今回RYCE ENTERTAINMENT(RYCE)とまずはアルバムを制作して、その後は各国を回るグローバルツアーをやりたいです。そして、より多くの人たちに強く影響を与えられるアーティストになりたいです。 ほかにも目標はいろいろあります。自分自身のプロデュースはもちろんですが、無名の才能あるアーティストの発掘やプロデュースもしてみたい。最終的には、僕がアジアで活躍したいと思う日本人の窓口になれたらいいなと思っています。
Forbes JAPAN 編集部