上杉氏、衆院選不出馬を正式に表明 今後も政治活動続ける意向
15日公示、27日投開票の衆院選で、自民党派閥裏金事件に関係し立候補辞退の意向を示していた前職上杉謙太郎氏(49)=比例東北、当選2回=は11日、不出馬を正式に表明した。 上杉氏は福島市で記者団に「改めて地元を歩いて課題を聞き、これまでの経験を生かして地域に貢献する活動を続け、次のチャンスを待ちたい」と今後も政治活動を続ける意向を示した。党の衆院福島3区支部長で3区から無所属で立候補する前職菅家一郎氏(69)=比例東北、当選4回=の選対本部長には当初の予定通り就任すると明らかにした。 旧安倍派だった上杉氏は政治資金収支報告書に2020(令和2)年から3年間で286万円の不記載があり、4月に幹事長注意を受けていた。前回の衆院選で旧3区から出馬して比例で復活。区割り変更で今回は比例単独に回る方向となり、県連は上位優遇を求めていた。