大阪「七夕伝説」の神社 短冊手にした多くの人でにぎわう
「七夕伝説」で知られる神社
多くの人でにぎわう大阪府交野市の機物神社 「七夕伝説」で知られている THEPAGE大阪
7日「七夕」を前に、大阪府内の「七夕伝説」で知られる神社では6日、恒例の「七夕祭り」が開かれ、多くの人でにぎわいをみせている。
毎年ボランティアが大きな竹40本を用意
祭りが開かれているのは、大阪府交野市の「機物神社」。織姫を祀っていることで知られており、30年以上前から行われているという祭りでは、毎年、地区のボランティアが、地区内にある山で切ってきた大きな竹40本を境内に用意。色鮮やかな短冊も多数用意され、地元をはじめ、多くの人でにぎわう恒例のものとなっている。 祭りが始まった6日午後になると、学校から帰った浴衣姿の子供たちで境内はいっぱいになり、それぞれが好きな色の短冊に願い事を一生懸命書いている姿がみられる。同地区に住むという小学生の女の子は「いつも何書くか迷うけど、この時がいちばん楽しいねん」と笑顔で答える。
願いを込めた短冊に祈る人の姿も
まだ、短冊が吊るされていない大きな竹は寝かせた状態で置いており、短冊でいっぱいになると、ボランティアの男性が数人がかりで竹を起こす。 6日午後は、大阪府枚方市で最高気温34.1度を観測するなど、照りつける日差しのもと、男性らは汗をぬぐいながら短冊を吊るす手伝いをする。30分もいれば、短冊はあっという間に増え、来場者が見上げて手を合わす姿も多く見られた。 同神社の総代長を務める新庄陸男さんは「長いことやっているお祭りで、午前中は幼稚園児や福祉施設にいる方々が来て、短冊を吊るしていた。施設のご年配の方々は、若いころに同じように短冊を吊るした記憶があるので、毎年楽しみにしているようです。7日も多くの人に来てもらえたら」と笑顔で話していた。