J2長崎の秋野央樹主将 アビスパ福岡への移籍に「本当に悩みに悩んで悩み抜きました」 謝罪と感謝の長文コメント発表
J2V・ファーレン長崎は23日、MF秋野央樹主将(30)がJ1アビスパ福岡に完全移籍すると発表した。 ■「自前で建てたんすごすぎる」長崎新スタにサポーター驚がく「かっこよすぎるぞ…唖然」【写真複数】 千葉県出身の秋野は柏の育成組織で育ち、2013年にJ1柏でデビュー。湘南を経て19年7月にJ2長崎へ加入した。23年末に一度は契約満了となったが再契約し、今年も主将として36試合に出場。視野が広く判断力にも優れたボランチとしてだけでなく、ピッチの外でも精神的支柱としてチームを束ねた。 秋野は長崎を通じて次のようにコメントした。 「来シーズンからアビスパ福岡に移籍することを決めました。僕は長崎をJ1へ昇格させることが自分の使命だと常に言い聞かせて全力で闘ってきました。プレーオフ仙台戦、終了直後。来シーズンも僕は長崎で戦う、このクラブを絶対に昇格させると決めていました。このクラブが僕自身にとって大切な存在だからです。しかしこのような決断に至りました。本当に悩みに悩んで悩み抜きました。長崎へのこの気持ちにうそはありません。自分勝手な行動をとってしまうこと、昇格を成し遂げる前にクラブを離れる事をどうかお許しください。長崎に来てから沢山の経験をさせていただきました。あと一歩で成し遂げられなかったJ1昇格、2度の大けが、契約満了、トライアウト、再契約、3度のキャプテン、そしてJ1昇格プレーオフ。感謝しても仕切れません。その中でもけがから復帰した時の2022年天皇杯の鹿児島戦、2023年甲府戦の光景を忘れたことはありません。長崎に来て、自分は選手としても1人の人間としても大きく成長できたと感じています。それは日々、切磋琢磨(せっさたくま)するチームメートや素晴らしいコーチングスタッフ、フロントスタッフ、メディカルスタッフ、マネジャー、ボランティアの皆さん、長崎で出会ってくれた沢山の仲間、友達、そして温かすぎる最高のファン、サポーターの皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。V・ファーレン長崎の来シーズンのJ1昇格、そしてこれからの躍進を心より願っています。いつの間にか在籍年数が一番長いクラブになり、本当に忘れられない大切なクラブです。5年半ありがとうございました」
西日本新聞社