みずほがロンバー・オディエとサステナ分野に提携拡大-超富裕層向け
(ブルームバーグ): みずほフィナンシャルグループは14日、スイスのロンバー・オディエ・グループの日本法人とサステナビリティー(持続可能性)分野で業務提携すると発表した。超富裕層向けビジネスで連携の範囲を拡大し、高度なサービスの提供を目指す。
発表によると、両社は今後、サステナ領域で、私募投信分野での投資商品の共同開発や、各国の政策・業界・技術などに関する最新リポート発行のほか、超富裕層を対象としたスイス国内でのワークショップ開催などを検討する。
みずほとロンバー・オディエは2023年にプライベートバンキング分野で業務提携を締結した。富裕層顧客は、環境問題に対する意識レベルが高い傾向にあるとして、サステナ分野に関する多様なニーズに応える体制を整える。
野村総合研究所の推計によると、5億円以上の金融資産を保有する日本の「超富裕層」は05年に5万2000世帯だったが、21年には9万世帯と7割増えた。
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Hideki Suzuki, Taiga Uranaka