渡辺恒雄氏に国内外から哀悼の言葉…「最善の策を判断できる人物」「戦後日本の復興に不可欠な役割」
19日に死去した読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏に対し、国内外から哀悼の言葉が寄せられた。(順不同)
報道 使命と責任
大島理森・元衆院議長「報道界への限りない使命と責任に情熱を注がれ、日本政治、社会の健全なる進展を願い、読売巨人軍にあふれんばかりの愛情を注がれました。野党時代に自民党再生のため、様々な角度よりご指導を賜りました」
言論界の第一人者
鈴木俊一・自民党総務会長「言論界の第一人者であられました。政治、経済、社会、それぞれの分野において、発言の一つ一つが強い影響力を持った方だったと思います」
軽減税率へ激励
斉藤鉄夫・公明党代表「最も深くお付き合いしたのは、消費税の軽減税率の議論を行った数年間でした。『国民生活を守り、新聞文化を守るために必要なものだ。公明党頑張れ』との渡辺主筆の激励によって実現できました」
一つの時代の終わり
神崎武法・元公明党代表「創価学会の池田(大作)名誉会長とも長い交流があったと聞いています。名誉会長が昨年亡くなられ、戦後日本を指導してきた人物が続けて亡くなられました。一つの時代の終わり、変化と思わざるを得ません」
提言数々 精力的に
亀澤宏規・三菱UFJフィナンシャル・グループ社長「数々の提言を通して、わが国の発展に向けたお考えを精力的に発信いただきました。近年も変わらぬ存在感でメディア業界を牽引(けんいん)いただいており、本当に残念でなりません」
自由主義的保守 確立
中島達・三井住友フィナンシャルグループ社長「読売新聞の自由主義的保守路線を確立するとともに、世界一の発行部数に導くなど、数々の功績を残されてきました」
活字文化 平和に尽力
野沢徹・日本製紙社長「新聞の普及と活字文化の振興により、世界の平和と民主主義の発展に尽くされました。新聞用紙メーカーとして、その大事業に携われたことに誇りを感じております」
新聞業界の礎築く
津賀一宏・電子情報技術産業協会(JEITA)会長(パナソニックホールディングス会長)「新聞業界の礎を築き、ジャーナリズムの発展に揺るぎない足跡を残されるとともに、文化・社会の向上に多大なる貢献を果たされました」