「辞任しないのか?」痛恨の2連敗…非礼な質問を浴びせられた中国代表監督はどう答えたのか。「3チームはすごく強いんだ」【W杯最終予選】
10人のサウジを攻略できず手痛い逆転負け
現地9月10日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選で中国代表がサウジアラビアと対戦し、1-2の逆転負けを喫した。 【画像】日本代表のバーレーン戦出場16選手&監督の採点・寸評を一挙紹介。4人が7点の高評価。MOMは2G1Aの9番 5万大観衆が埋め尽くした大連でのホームゲーム。中国は14分にCKが敵のオウンゴールを誘って幸先良く先制点を挙げ、その直後にはサウジ攻撃の中軸であるモハメド・カノが蒋聖竜の足裏キックで一発退場となる。序盤でリードを奪ったうえに相手が10人という最高のシチュエーションで試合を優位に進めた。 だがサウジが守備重視の戦法をとると、中国は徐々に攻撃が停滞。パスワークが途切れれば容易くロングボールを放り込むばかりで、連動性がまるでみられない。39分にCKから同点弾をゲットされるとますます焦りが募り、ダイレクト志向が強まってしまう。 それでもサウジの好機は少なく、試合を1-1で試合を終えるかと思いきや、終了間際に落とし穴が待っていた。89分、ふたたびCKからマーキングミスで豪快なヘッドを決められて万事休す。10人の相手に1-2で敗れ去った中国はグループCで唯一の連敗チームとなり、最下位に沈んだままだ。 第1戦となった日本戦の0-7惨敗を受けての一戦。選手たちはどこか自信なさげに消極的なプレーに終始し、ブランコ・イバンコビッチ監督は戦術も交代策も後手に回った。SNS上ではファンやメディアによるチームへの非難が殺到しており、アジアカップ後に就任したばかりであるクロアチア人指揮官の更迭を求める声も少なくない。 試合後の記者会見で矢継ぎ早な質問に丁寧に答えていたイバンコビッチ監督だが、「辞任しないのか?」との痛烈な問いかけにはさすがに表情を曇らせた。「私に向けられた質問ではないと思う」と前置きしつつ、次のように回答している。 「たしかに前回の試合(日本戦)は大差で負けてしまったが、グループ内の日本、サウジアラビア、オーストラリアの3チームはすごく強いんだ。我々の目標はグループを4位で通過して次のステージに進むこと。誰もが懸命に働いているし、まだ8試合も残っている。今日の試合は前の試合より良かった。大きな希望があると信じている」 中国は10月シリーズでオーストラリア、インドネシアと対戦。かたや火曜日に敵地でバーレーンを5-0で下した日本はサウジ、オーストラリアとの連戦を戦う。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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