【神戸】本多勇喜、J1で11年ぶり通算2点目のゴール「思ったよりは、あまりうれしくない」
<明治安田J1:C大阪1-4神戸>◇第13節◇11日◇ヨドコウ ヴィッセル神戸のDF本多勇喜(33)が、J1では11年ぶり通算2ゴール目を挙げた。この勝利で待望の首位に浮上した。 1点リードで迎えた前半44分、FKからFW武藤を経由し、最後はゴール前の本多が頭で貴重な追加点をマークした。 「ヨッチ(武藤)がしっかりと折り返してくれ、あとは決めるだけだった。僕自身、試合内容があまりよくなかっただけに、(ゴールは)思ったよりは、あまりうれしくない」 本多のJ1初得点は、阪南大から名古屋グランパスに入団した1年目の13年3月16日の敵地ヴァンフォーレ甲府戦。プロ初先発で後半追加タイムに劇的な決勝点を挙げていた。 16年から京都サンガに移籍し、J2で6年、J1で1年過ごし、23年に神戸に移籍。もちろん、新天地での初ゴールになり、通算121試合2得点とした。 先制点はMF山口蛍、2点目は本多、3点目はFW大迫勇也と、すべて同学年の33歳が決めていた。 そんな共通点に、本多は「(考える)余裕はなかった」と苦笑い。後半追加タイムには、10学年下のFW宮代大聖(23)が4点目のダメ押し弾を決めた。 「チームが1つになることが大事。本当に勝ててよかった」というプロ12年目の本多は、主に左サイドバックやセンターバックを務め、昨季は神戸のリーグ初優勝に貢献。今季はこの日が7試合目の出場だった。